稲沢市議会議員のしちおうです。
稲沢市で行われるお祭りの中で、最も大きなもの。それが国府宮はだか祭です。
はだか祭の正式名称は「儺追神事(なおいしんじ)」と言い、選ばれた一人の男性(神男と呼ばれます)が人々の厄を一手に引き受け、厄落としをする一連の神事です。
神男に触れると厄落としが出来ると言われるため、主に厄年の男性がふんどし姿で、身を清めた裸の神男に触れるためにもみ合うことから「はだか祭」と言うんですね。
ただ、神男めがけてたくさんの人が集まり、もみ合うことは、感染症のリスクが非常に高いため、昨年に続き今年もはだか祭は中止。代わりに着衣姿の神男らが参道を行列する厄祓い行列が行われました。
そして、このお祭りの前日。
各地区が持ち回りで超大型のお餅を神社に奉納する大鏡餅奉納が行われました。
これまでのブログでも触れてきた通り、今年の持ち回り地区はぼくの住む祖父江地区でした。なので、行ってきました。多くの人がはだか祭や大鏡餅について知らないと思うので、どんな様子だったかを紹介しますね。
8時、餅つきを行った会場に集合。
これから無事に大鏡餅を奉納できるよう祈祷が行われました。
大鏡餅は飾り付けられてトラックの上に。他にも小餅やお供物を載せたトラック、ぼくらの乗るバスなどがあり、さながら大名行列のよう。
なお、奉納は白衣、袴、足袋姿で行われます。ぼくも着たのですが、寒い…ので、中にめちゃくちゃ着込みました。雨や雪じゃなくて本当に良かった。。
10時30分、記念撮影をして出発。まずは稲沢駅に向かいます。
駅前のロータリーで大鏡餅をお披露目。ちょっとしたセレモニーを行ない、小休憩。
ちなみに、大鏡餅の載ったトラックの先導者はTOYOTAのクラウン。オープンカーもあるんだなぁ、と思ったら特別仕様車らしく、TOYOTAがはだか祭に限らずさまざまなイベント等に無償で貸し出しているそうです。
13時、国府宮神社に到着。参道を行く奉納パレードが始まります。
大鏡餅はトラックに載っているのですが、このままでは神殿に入れないので、クレーン車で吊り下げられ、台車に乗せられます。
台車に載った約4トンのお餅。これからどう動かすのかと言うと、人力です。
みなで台車を引っ張り、神殿近くまで移動。最後はまたクレーン車の力も借りて、15時30分、無事に神殿内に奉納することができました。
なお、この大鏡餅は祭りの後に切り分けられ、各地区で振る舞われたり、販売されたりします。このお餅を食べると無病息災の言い伝えがあって、稲沢市に住む人にはとても喜ばれるんですよ。
以上、はだか祭の裏側。大鏡餅の奉納でした。
今回の大鏡餅の奉納に少しばかり関わって、特に当日は一日中、慣れない白衣、袴姿でくたびれましたが、20年に1度の貴重な機会に立ち会うことができて良かったです。関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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・2月の街頭 市政報告会の予定
16日:JR稲沢駅