稲沢市議会議員のしちおうです。
稲沢市では毎年10月に「決算特別委員会」というのものが開かれます。
内容は、前年度(2020年)の市役所のお金の使い方や妥当性をチェックして、各担当者とお話をすることで今年度や来年度(2021〜2022年)に生かすという重要な仕事になります。
やり方は、まず、⑴ 誰がやるのか決める(市町村によって異なりますが、稲沢市議会の場合は限られたメンバーが委員に選出される)、⑵ 決算書とにらめっこする、⑶ 質問項目を決め、文章を作る(事業の細かなことは、市役所に対して事前に資料を出すよう求めることもできる)、⑷ 1人40分 × 7人 × 3日間の質疑を行なう。
文章で書くとまぁこんなものなのですが、実際はめちゃくちゃ大変でして…
読み解く決算書の分厚いこと。
落として、足の小指に落ちたら3日間は痛みが取れないやつです。
また、主にお金の動きを見るので、年度による違い(差)が重要で、前年や前々年の決算書と見比べながら行います。なので、こんな風になります。
はい。うち、アパートなのでスペースが無く、基本的に市役所にこもることになります。
こんな「地獄の決算」ですが、とても重要な役割を担っています。
しかし、稲沢市議会の決算審査は、本来の役割である「次の年度に生かす」ということがどうしても弱い、実現しにくい、ということをずっと、議員になってから感じていました。大きな課題であると感じていました。
何かいい方法はないか?と調べていく内に、決算の中で「どうしてもこれは改善が必要だ!」と感じられるものを”提言書”としてまとめ、議員個人ではなく、委員会として提出する(議員個人でなく、複数の議員で構成する委員会で出すので重みが変わる)という取り組みを行っている市町村があることを知りました。
「稲沢市議会でもやりましょう」とお話したら、みなさん同じ課題を感じていて、今回から初めて取り組まれることになりました。
なので、言い出しっぺとして、地獄の決算メンバーに立候補したというわけです。
がんばります!