稲沢市議会議員のしちおうです。
昨日、発達障害の子どもの支援を学ぶため、オープンから約1年半経つ「中央子育て支援センター」と、市役所から社会福祉協議会に管理者が代わった「ひまわり園」の2施設を視察しに行きました。
・中央子育て支援センター
オープン前に伺った過去記事はこちら。
今回はオープン後の実際の運用を確認しに行きました。
中央子育て支援センターの機能は、大きく分けて三つ。
①子育ての相談、②子育ての支援、③児童館・放課後児童クラブ(学童保育)があり、
今回は、主に①の相談事業を見学させてもらいました。
・子ども悩みごと相談
18歳までの子どもからの相談に応じる。
・相談員による相談
子どもの発達、問題行動、不登校などの相談に応じる。
必要に応じ、発達の専門職による相談にも繋げる。
・発達の専門職による相談(予約制)
見学に伺った日は、子どもの発達に不安を抱いている方を対象とした教室「親子支援教室にこにこ」が開催されていて、保育士ら専門職と共に保護者が子どもとの関わり方を学んでいました。
・親子支援教室「にこにこ」
子どもと保護者が一緒に遊びながら、職員とともに育児方法や接し方を学ぶ。
(定員制、1クール 8回)
・親子交流広場「なかよし」
「にこにこ」の卒業生を中心に、就園までの間、同じような悩みを持つ保護者同士が交流を持ちながら情報交換したり、集団の経験を積んだりする。
大ざっぱに言うと、「言葉が出ない」「落ち着きがない」「かんしゃくがひどい」「友達とトラブルが多い」などの子育ての悩みに対して、相談に乗ったり、関わり方を学んだりすることができる場なんですね。
また、②の子育て支援では、10組ほどの親子がプレイルームで遊んだり、交流したりしていました。保育士さんも常に2人常駐していて、とてもいい環境でした(うちの子も連れてきたい…!)
・ひまわり園
ひまわり園では、発達が気になる子どもや身体の不自由な子どもに対して、発達状態に合わせた支援(歩けない子や医療的なケアが必要な子も受け入れている)を行なっています。
主に行なっているのが「児童発達支援」で、9時30分〜15時30分まで子どもたちが通園し、集団療育により日常生活、社会生活への適応力を高められるように支援しています。
通園は子どもだけの参加(単独通園)と子どもと保護者一緒の参加(親子通園)の2種類あり、バスでの送迎もあります。イメージとしては、障害のある子の幼稚園みたいな感じでしょうか。
また、月数回の作業療法、言語療法、音楽療法もあり、発達状態に合わせて専門的な支援が受けられるのも強みになっています。
先に紹介した中央子育て支援センターで相談したり、教室に参加したりして、状態を見てひまわり園での療育に繋げていく、というのが稲沢市の発達障害の子どもの支援の一つになっているということでした。
ひまわり園は開設後長い時間が経っているので、改修が必要です。どういった形で改修すれば利用者の利便性が増すか、確認したい意味もあって見学したので、感じたことをまた提言に繋げていきたいと考えています。
また、子育て支援センターの相談・教室も、ひまわり園もまだ知られない方が多い(市民だけでなく、連携が必要な保育園や学校も含めて)ので、周知を強化し、必要な人が必要な支援に至れるようにしないと、とも思いました。
以上、取り急ぎ、簡単ではありますが、視察の報告でした!
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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