稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

体が動かなくても、社会参加をあきらめなくていい社会へ

稲沢市議会議員のしちおうです。

週末の出来事。友人の紹介で、遠隔操作ロボットの「オリヒメ」を作った吉藤オリィさんのオンライン講演会に参加しました。

吉藤オリィさんの経歴

孤独解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、自身の研究室を立ち上げ、2012 年株式会社オリィ研究所を設立、代表取締役所長。

青年版国民栄誉賞人間力大賞」、スタンフォード大学E-bootCamp 日本代表、ほか AERA「日本を突破する100 人」、フォーブス誌が選ぶアジアを代表する青年30 人「30 Under 30 2016 ASIA」など。2018 年デジタルハリウッド大学大学院特任教授就任。

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オリヒメは、かわいらしい姿の小型ロボットなのですが、病気や障害などで体が動かなくなった方などが操作しています。

たとえば、ALS(筋萎縮性側索硬化症:だんだんと筋肉が動かなくなる難病)になって眼球しか動かせなくなっても、オリヒメを介して景色を見たり、視線入力で声を発したり、頷きなどのリアクションを通して誰かとコミュニケーションをとったりすることができます。

病院に勤めている時に、病気や障害によって体が動かなくなってしまった方にたくさん出会ったのだけど、彼らが、たとえロボット越しであろうとも、どこかへ出かけたり、誰かと関わったり、働いたり、役に立ったりすることをあきらめなくても済む、その可能性が生まれる、ということはとても大きな希望に感じました。

 

ぼくは、こうした病院での経験を経て、病気や障害によって体が動かなくなっても大丈夫な社会を作りたくていまの仕事をしているわけだけど、吉藤さんの取り組みを見て「こういう解決の仕方があるのか!」と、目から鱗どころか、メガネからレンズ飛び出すくらい衝撃でした。

 

ちなみに、製作者である吉藤さんの原動力は、「人間の孤独を解消したい」という思いだそう。ぼくも、不登校であった時の経験から、孤独は人を弱くして、傷付けていくものだと感じています。

人との繋がりや社会参加を続けられる環境を整備していくこと、改めて意識して取り組んでいきたいと思いました。また、吉藤さんの活動はぼくのしたいこととリンクする部分が多いので、著書などを読んで深掘りして、自分の活動に生かしていきたいと思います。

 

いやぁ、世の中にはほんとうにすごい人がいて、おもしろいわ。

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・3月の街頭 市政報告会の予定

 4〜5日:JR稲沢駅  10日:国府宮駅  15日:森上駅

 

 ※天候などの影響で順延する可能性があります

   時間は7〜8時30分 国府宮駅のみ7〜10時に開催

   新型コロナでの困りごとなど、気軽に相談下さい

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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