稲沢市議会議員のしちおうです。
週末に研修会に参加しました。稲沢市と同じ人口規模である大阪府大東市の「介護予防の取り組み」について学んだのですが、ユニークでおもしろかったので内容を簡単にまとめますね。
超高齢社会といわれる日本。
これからも高齢者が増えていく一方で、支え手となる現役世代は減っていきます。
この問題に立ち向かうに、大東市では①高齢者が容易に通える範囲に、②住民主体の通いの場を設置し、③週1回以上の運動の場を提供していました。
具体的には、公民館や民家、空き家・空き店舗、病院や診察所の空きスペース、フィットネスクラブのロビー、信用金庫や保険会社のセミナールームなどを活用して、徒歩圏内に通いの場を設置。大東市独自の体操で健康作りを行ないました。
加えて、住民が車で送迎を行ない、通いの場だけではなく、銭湯や買い物まで助ける「住民による住民のための支援体制」も作られたそう。
結果、高齢者が閉じこもる日を減らすことに成功し、みなさん忙しくて(笑)デイサービスなどの介護サービスを使う人が減ったそうです。
また、窓ふきや庭そうじ、大型ゴミの廃棄などの生活支援を有償ボランティアが行なう「生活サポート事業」も開始。
ボランティアは報酬をお金(30分以内250円)でもらうこともできるし、時間(自分が高齢者になった時に、ボランティアした分の時間、誰かに助けてもらえる)としてももらうことができるよう設計されていました。
ちなみに、講師は市役所の職員であり、リハビリテーションの専門職でもある理学療法士の方でした。
現場を知る医療従事者が市の事業に関わったからこそ、こうしたユニークかつ効果的な施策ができたのだろうと思います。
市独自に介護予防の体操を作り、地域に通いの場を作ったり、有償ボランティアを進めたりすることは、ぼくがこれまで訴えてきたことでもあるので、稲沢市でも進められるよう大東市を参考にしてまた提言していきたいと思います。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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