稲沢市議会議員のしちおうです。
連日、暑い日が続いていて、40℃を超える地域も出てきました。
40℃って…風邪ひいた時にもなったことがない温度だと思うと、いかに体に負担を及ぼすか、身の危険を感じる気温になっていることが分かります。。
熱中症になって救急搬送される人、亡くなられる人も増加しています。「こまめな水分補給」がいたるところで言われますが、適切な水分補給をしないと逆効果になることもあるので注意が必要です。
水分補給のコツ
どういうことか。
人の体液は水だけでなく、塩分などが含まれています。汗がしょっぱいのはそのためですね。
水分だけを摂りすぎると、下図のように、汗をかいて体液が失われる→そこに水分だけを補充すると、体内の体液が薄まる→すると、人は体液の濃度を元に戻そうとして尿などで水分を外に出そうとする→体液不足が悪化することになります。
以上のことから、ただ水やお茶(カフェインには利用作用があるので、ノンカフェインの麦茶などがオススメ)を飲むだけではなく、塩分を一緒に摂るか(塩分の含まれた飴やタブレットが手軽、梅干しなどでもいい)、あるいはスポーツドリンクなどを飲む(スポーツドリンクには大量の糖分が含まれているので、摂取量に注意)ことが必要です。
・自家製スポーツドリンク
前述したように、スポーツドリンクには大量の糖分が含まれています。500ml飲むと、それだけで一日の糖分摂取量の目安を超えてしまうくらい。
したがって、手作りしてもよいと思います→水1リットル、ティースプーン半分の食塩、砂糖(orはちみつ)、好みでレモン汁を入れて冷やす。
また、一度に摂取できる水分量には限りがあります。一度にたくさん飲んでも吸収されず、尿などで排出されてしまうので、こまめな水分補給が重要です。
また、「のどが渇いた…」と思った時にはすでに体液が減っている状態(体液の減少が脳に伝わり、「のどが渇いた」という感覚が生じている)なので、15分ごとに一口飲むなど時間で区切って水分摂取するのがオススメです。
応急処置
また、熱中症になった時に、それと気付かれずに悪化してしまうことがあります。
めまい、筋肉の痛みやけいれん、高体温、頭痛、吐き気などが兆候になるので、いずれかが見られる時は以下のフローチャートを参考に対応する必要があります。
ご自身だけでなく、周りの人がなって対応に悩む場合があるので、是非とも覚えておいてほしい知識になります。
特に高齢者は要注意です。散歩や畑仕事など、単独で行かれる時は「◯時までには帰る」と周りに伝えて出かけて、周囲の人も気にかけることが必要だと思います。
しばらく暑い日が続きます。命の危険にも繋がる熱中症に気を付けていきましょうね。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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