稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

議会の流れをおさらいしてみよう。

稲沢市議会議員のしちおうです。

改選後、初めての議会が終わりました。

今日は知っているようで知らない議会の流れをおさらいしてみようと思います。

 

ザックリとした議会の流れ

① 開会:議会の始まり。全議員が議案の説明を受ける。

※議案→〇〇に〇〇円使う、〇〇という決まり(条例)を作るなどの案が示される

② 休会:①で示された議案を精査する時間として、2日間が与えられる。短い!

③ 質疑・一般質問:①で示された議案に対して疑問をぶつけたり、

          議案に関係なく市政全般に対して質問や政策提案をしたりする。

※一般質問→前回までの記事で特集したやつですね 

④ 委員会:①で示された議案を部会に分かれて審議、賛否を示す。

※委員会→議案を、専門的に審議する場。稲沢市には委員会が三部門あり、議員は、いずれか一つに所属。介護に関することは「文教厚生委員会」、農地に関することは「経済建設委員会」というように、それぞれの分野に分かれて、細部まで議案を見ていく。

⑤ 閉会日:全員集合。④で示された結果をもとに討論したり、質問したりする。

      そして、最終的には賛否を決め、議案を通すか、通さないかが決まる。

 

大体こんな感じ。

このような流れを、年に4回(3・6・9・12月)繰り返すかたちになります。

これで年内の議会は終わりましたが、今回提案され、承認した議案の中で、これからの推移をチェックし続けなければならないと感じたものが複数あります。

たとえば、土地の規制緩和(ある一定の条件を満たした土地には、住宅を建てられるようにするもの)や、障がい児の通園施設の民間委託などでして、これらの調査は継続して行なっていこうと思っています。

また何かあれば報告しますね。

 

委員会のこぼれ話

ぼくが所属している委員会で、二つの議題を取り上げました。

一つ目は、行政文書の管理について。

先日、神奈川県庁で、行政文書の管理に用いるサーバーのデータが流出する問題が発生。データ消去を委託された“ブロードリンク社”の社員が不正に持ち出し、転売したとのことでした。

愛知県でもブロードリンク社との契約が確認され、稲沢市も取引があったかを確認。また、行政文書の管理に用いるサーバーを処分する時に、どのようにしてデータを消去しているか、稲沢市の対策について尋ねました。

 

回答は、過去に2回ブロードリンク社との取引があったが、アメリカ国防総省も使うデータ消去ソフトを用いているため、情報等の流出はないとのことでした。

 

もう一つは、市役所の情報開示について。

たとえば、公共施設等を作る時、議員に対して図面が開示されますが、開示時にはすでに修正できる段階を終えていることがあります(設計したあとなので、修正すると追加で費用がかかってしまう)

これがぼくはずっと引っかかっていて。

市役所が提案したものに、市民の代表者である議員の目を入れて、より良いものにしていくことが本来の議会のあり方なので、修正が間に合う時点で開示するように言いました。

 

これに対して、市長自らが答弁。改善していくように図ってもらえるようになりました(現市長は、議員経験者なので、このことの意味もより理解してくれたと感じます)

 

改選後、初めての議会。ぼくを代表者として推してくれた、2791人の期待に応えたい!という思いでやってきました。残り15回の議会もこの思いを持って、取り組んでいきます。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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