稲沢市議会のしちおうです。
またしても街頭活動で、差し入れを頂きました。
冷たい飲みものを頂いて嬉しい。という気持ち以上に、
頑張れって気持ちを込めて手渡してくれたことがなにより嬉しいです。
本当にありがとうございます。
街頭活動のあとは、友人の誘いで、勉強会へ。
聴覚障がい(聞こえない人・聞こえにくい人)の理解を深める講座へ参加させてもらいました。以前に、稲沢市で手話言語条例が制定。「音の聞こえないろう者と、音の聞こえる聴者との境を解消し、聞こえる聞こえない関係なく、その人らしく生活できることを目指す」ために、さまざまな取り組みが始まると書きました。
今回の講座はその一環。条例に関わって終わり、ではなく、聞こえない人・聞こえにくい人はどんな風に世界を捉えているのかを知って、自分自身にできることを探していく必要があると考え、参加しました。
耳が聞こえない人を「聾者(ろうしゃ)」
耳が聞こえず、なおかつ喋れない人を「聾唖者(ろうあしゃ)」と言いますが、
一言で聴覚障がいと言っても、ろう者、ろうあ者、難聴者、中途失聴者でコミュニケーション手段が異なり、必要な配慮も異なります。一般的に手話が用いられるイメージですが、できない人もいるし、発話できる人も、口の動きで音を読み取れる人もいる。
また、聞こえの程度もひとりひとり違います。
講座を聞いて痛感したのは、コミュニケーションが取りづらいことによる孤立感です。
聞こえない・聞こえにくいことから、他者とのコミュニケーションに消極的になり、苦手意識が生まれる。結果、人間関係がうまくいかないことや、人と交わるのを避けて家に閉じこもり、孤立してしまうことがあるそう。特に外見からはそうと見えにくく、社会からはじき出されてしまう。
もしも自分の耳が聞こえなかったら、と思うと、そうなることが容易に想像できます。
加齢性難聴者を含めると、聞こえない・聞こえにくい人は全国に推定1200万人。
稲沢市にも約330人の方が見えます。
彼らの孤立を防ぐためには、制度を変えていくことももちろんだし、僕らひとりひとりが理解を深めて、歩み寄ること。たとえば、話をする時にゆっくり、口を見せて話す、あるいは筆談など音声以外の手段で会話する、複数人での会話の際には聞き取りが追い付かないため配慮するなど、できることはあります。
講座では、難聴体験、筆談体験なども行ない、ほんの少しではありますが、聞こえない・聞こえにくい人の世界を垣間みることができました。これからは、自分が得たことを周りへ伝えること、聴覚障がいをお持ちの方(耳マークを付けている人もいるが、身につけることに抵抗がある人もいる)がいたら、得た知識を総動員して配慮することをしていきたいと感じました。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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