稲沢市議会のしちおうです。
代替わりされた天皇皇后両陛下の初の地方訪問である全国植樹祭が開催されました。
天皇皇后両陛下だけでなく、約1万人の参加者も植樹を実施。そして、緑や森に触れ合う当大会で使われる苗木のうち、県が用意したものの半数以上が稲沢市産でした。
主催は愛知県ですし、会場は尾張旭市の森林公園でしたが、稲沢市にとっても大きな意味のある大会で、無事に終わって良かったです(天皇皇后両陛下が来られるため、厳戒な警備態勢だった)
各市町村のブース。稲沢は盆栽ワークショップ。
尾張旭市に一時期住んでいたので、懐かしい風景でした。
植樹祭の中で、木の成長には時間がかかるため、木を植える人、育てる人、使う人は、それぞれ違うという話がありました。木を植えた人は、何十年後かに木を使う人に向けて、植える。そして、次の世代が育てて繋ぎ、次の次の世代が木を使う。
そこには連綿と続いてきた人と自然との営みがあって、今の世代には恩恵がないけれど、次の世代のことを考えて、今できることを行なう。でも、それは前の世代がしてきてくれたから、今行なうことができる。そうした循環の中に自分自身もいる。
植樹祭では、社会を覆いがちな「今さえ良ければ、自分さえ良ければいい」とは異なる価値観を見つめ直す機会にもありました。人中心になりがちな時間軸を自然の方へ寄せることが持続可能な社会をつくる一つの術なのでしょうね。参加できて良かったです。
植樹させてもらった苗を、20年後にまた見てみたいな。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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