稲沢市議のしちおうです。
犬山市議会の方々に声をかけてもらって、仕事終わりに勉強会へ行ってきました!
テーマは、SNSによるいじめの現状です。
関心のあるテーマだったので、勉強会で学んだことに加えて調べたことをまとめます。
2017年に全国で起きたネットいじめの件数は、12,632件。
文科省の調査が始まった2006年は4,883件。
スマホやLINEなどのSNSの普及によって増加し続けています。
スマホ・携帯電話の所有率を調べてみると、
小学生では半数以上、中学生では7割近く、高校生に至っては9割以上になっています。
おそらく、12,632件という数字は氷山の一角で、実数はもっと多いでしょう。
それは、いじめを周りの人に打ち明けることが困難であること以上に、
SNSによるいじめは外部からは見えにくいからなんですね。
いじめの手法も多様・悪質化していて、
たとえば、SNSでの無視や仲間はずれ、SNSでの誹謗中傷、アカウントの乗っ取り、
いじめを苦に不登校や転校を余儀なくされた後にも、
ネット上にいじめの痕跡が残ってしまったり、知人を介して再び接触を図ってきたり。
ネットの世界が現実に押し寄せてきて、逃げ場所がなくなっていく恐怖を感じました。
勉強会では、対策としてスマホを使わせることで扱い方を学んだり、
子ども達が自主的にスマホやSNSの運用ルールを作ったりする話を聞きました。
他にも、公教育の中で自身や他者を尊重し合う意識を育んだり、
匿名で被害を訴え出られるアメリカ発祥のアプリ「ストップイット」
(全国11の自治体、173校で導入されている:2018年)で早期発見を目指したり。
弁護士(スクールロイヤー)が介入したり。
(個人的には、稲沢市でもスマホを敢えて使ってロールプレイしたり、ストップイットやSNSを用いた相談窓口を設けたり、匿名でも悪質なものは情報開示されることを伝えたり、さまざまな手法を用いて支えていく必要があると思っています)
スマホは必需品みたいな時代になって、
SNSは人と人を繋ぐツールである一方で、壊すツールにもなり得て、
上手な付き合い方を模索していかなければなりません。
それは子どもだけじゃなくて、大人も。
僕含めて大人の使い方も不十分だから、今でもSNSでは言い争いが絶えないです。
僕らも人ごとでは全然無くて、当事者として、今一度SNSとの付き合い方について考えていきたいですね。
しち おう/志智 央
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