先日参加させてもらった研修の2日目。
先進的な取り組みをしている議会として、
いずれの報告も議会が本気出せば、すごい力を発揮できるという内容だった。
どういうことか?
たとえば、議員個人が行政に政策を提言できる場として一般質問があるけれど、
行政の返答は「難しい」、良くても「検討します」で終わってしまうことが多い。
しかし、可児市議会では、一般質問で出た議員の発言をピックアップ。
勉強したり、専門家に意見を聞いたりしながら、議会として意見を磨き上げ、
議員の意見ではなく、議会の意見として提言することで、
全ての要望を行政に飲ませていた。
何回も、何年も言い続けてきたことが、
この方法で一気に進むこともあったらしい。つまり、それだけの力があるのだ。
議員は市民の代表として選ばれているけど、
議員個人だけの意見では(稲沢市で言えば)1/26名分の力しかない。
しかし、議員個人ではなく、26/26名分。つまり、議会の総意として出された意見は、
市民の代弁そのものだ。
市民のために、市民の税金で運用されている行政は聞かないわけにはいかない。
別の視点で見てみても、
たとえば、行政が「〇〇をやります」といくら提案してきても、
議会がノーを突き付けたら、何もすることはできない。
(行政は予算などの提案権はあるけど、それにゴーサインを出せるのは=議決するのは、議会の役割になる)
よく議員には何もできないと言われる。
議員自らも、自身の力不足を感じて絶望する。
たしかに議員一人にはちっぽけな力しかないかもしれない。
しかし、議会は違う。議会には力がある。
今は議員個人の力不足や、議員同士で力を合わせられていないために、
議会が持っている力を充分に発揮できていないだけだ。
僕一人にできることはわずかかもしれないけれど、
議会が機能するために力を尽くしたいし、周りを巻き込んでいきたい。そう思った。
しち おう/志智 央
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