稲沢市議のしちおうです。
高校生が学校から黒髪を染めるよう強要され、不登校になったニュースを見ました。
■ニュースの概要
大阪府立高校の生徒が、生まれつき茶色い頭髪を黒く染めるよう学校から強要され精神的苦痛を受けたとして、大阪府を相手取り損害賠償を求める訴えを起こした。
学校の言い分は、「規律を守るため。学校の評判を守るため」ですが、批判が殺到。
逆に評判を下げることとなり、こうなることを予想すらできなかった教員に呆れるを通り越して衝撃を覚えます。公立の学校が総意としてこれらの行為を行なっていたことがより深刻ですね。
この教員たちは、その子が生まれつき持っているものを否定した上で何を教えるつもりだったのだろう?
きっと、彼らは学生の時から規律を守ってきて、規律を守ることがなによりも重要だと思っている。「何のためにしているか?」を忘れて、ただただ校則に従順に「黒髪であること、均一であること」を目標にしている。
だから、「この学校に仮に金髪の外国人が入学したら?」と問われて、「黒髪に染めさせる」と平気で答えられるのだろう。
問題の教員たちは、自身がルールに縛られて、別の見方をすることができません。
彼らの教育にも、それは間違いなく表れます。多様な見方を示す教え方なんてできない。
私はそんな人から学びたくないし、学ぶことはないと思っている。
社会は多様性を求めていて、いろんな背景と能力を持つ人材が重宝されるようになってきています。
それを否定し、時代に逆行する教員しかいない学校へは行かない・行かせない、と判断する子や親は増えていくでしょう。
少子化の影響で大学が生徒の奪い合いをしているように、これから高校は「選ばれる側」になる。つまり、変わることができない学校は淘汰されていきます。
私がとやかく言う前に、こういう学校は消えていく。選択肢がないことを良いことに、選ばれる努力を怠っていたのだから。
でも、そうならないように、この問題をキッカケとして、均一性を重要視し個性を認めない学校が変わってくれることを願っています。
しち おう/志智 央
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