私は定期的に、交差点に立って手を振っている。
先週も取り組んでいたところ、その内の一か所で、男性が車の窓を開け、こちらに向かって叫んでいる。どうやら私のことが気に食わないらしい。何度も叫んだ後に、走り去っていった。
たまに、こういうことはある。でも、落ち込んだり、そういった気持ちになることは無くて、自分でも驚くくらい何とも思わない。ならば何故、今回このことに焦点を当てているかと言うと、人が何かをしている時にケチが付くことが時としてあり、それで落ち込んだり、結果として止めてしまったりする人がいる事実を、とても残念に思うからだ。
私は駅に立ったり、交差点に立ち始める前、「これをすると、こういう嫌な出来事にもっと遭遇するのではないか…」と思っていた。だから、始めるのにはとても勇気が要ったけれど、実際は、違った。嫌な出来事よりも、笑顔や挨拶で返してくれる人の方が明らかに多かったのだ。
自分のやりたいことをすると、「誰かに嫌われたり、怒られたりするのではないか?」と、思うことがあるかもしれない。でも、それは違う。
「それ、良いね」「おもしろいね」と、共感してくれる人との出会いが待っているのだ。行動は、誰かとの出会いを呼び覚ましてくれる。そこに紛れ込む、ほんの少しの良くない出来事に、負けないでほしい。
たくさんの良い出来事は、ほんの少しの良くない出来事なんかで、価値を失ったり、帳消しになったりなんかしない。だから私は、何を言われたとしても、これからも交差点に立ち続けるし、周りの人が自分のやりたいことに取り組むことを支持している。
しち おう/志智 央
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