昨年の夏頃より、稲沢市の重要な計画作り(第6次総合計画)に携わってきました。
今後10年間のまちづくりの方向性を定めるもので、「10年間は、計画に書いてあることをやり、書いていないことはやりません」という当市の根幹をなす計画です。
会議には、市議の他に各団体の代表者(大学の教授や商工会、医師会など)、公募により総勢28人が選抜されました。市議は26名の中から6人が選出される形でしたが、私はどうしても出たい!と主張して、周りの方の協力のおかげで出られました。
なぜ、そうまでして出たかったのかと言えば、「おそらく、委員に20〜30代の若者はいない、彼らの世代の声を代弁する人が最低1人は必要だ」と思ったからです。加えて、10年後も現役世代でいる者として、計画作りに主体的に携わりたかったからです。
変えるためには仲間が必要だ!と、公募委員の告知も行ないました(懐かしい…)
結果、私含めて20〜30代が3名含まれるという、異例の展開で会議はスタート。
月に1回程度の頻度で、約半年間行なわれましたが、人が多すぎて喋れない人続出、各団体ごとに思惑があり進まない話、提言が一向に反映されない計画など…紆余曲折とはこのことか!と思うことばかりでしたが、一生懸命取り組みました。
私は、若者であり、市議であり、そして医療者なので、
具体的には、①健康寿命の延伸(医学的な根拠を用いて介護予防事業を実施。モデル地区を決め、データを取りながら改善していく)、②ハード面ではなく、ソフト面(子育て・教育)に焦点を当てて、若者と子育て世代に投資する、③ワークライフバランス(働き続けられることを支える)、④性的少数者(lgbt)への対応、などを提案しました(一部、計画に盛り込まれました)
ここからが本題。
実は、本計画の「パブリックコメント」が6月9日まで募集されています。
資料が膨大で、よほどの物好きでないと書く気にならないかもしれませんが…とても重要な計画なので、感想だけでも良いです。是非投書して、他人事ではなく、我が事としてほしいです(市内在住・在勤・在学の方が対象)
【リンク先中段にPDF形式で資料が読めます】
総合計画の要点。
少しだけ計画の概要について触れます。
稲沢市の人口は今で頭打ちで、2027年には一割減の予定です。背景としては、若い女性の人数と、子どもの生まれる数が県下最低水準にあることや、住宅を建てられる範囲が1割ほどしか無いことなどが影響しています。
計画では、「人口減少を食い止めるためには何が必要か」をメインテーマに、名古屋圏における存在感を増すための施策(名古屋近郊に住みたい若者を呼び込む)を展開していきます。
計画期間は、リニアの開業に合わさっています。行政としては、「名古屋駅から電車で10分の地の利を生かして、リニア開業に伴う好影響を取り込む」ことを目指しています。若者を呼び込み、地域を維持していくためには何が必要なのか?
是非みなさんも考えて、意見を送って下さい。
しち おう/志智 央
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