病院で勤務していた時に出会ったたくさんの人たち。
杖を持っていたり、ギプスをはめていたり、車椅子に乗っていたり、
何らか事情を抱えていて、そうでない人と比べると、困った出来事に出くわしやすい。
それは、段差であったり、満員電車であったりするのだけど、
周りからの配慮が得られる時もあれば、得られない時もある。
多くの人は、高齢であること、杖を持っていること、ギプスをはめていることから、
周りの人が優しさを持ち寄って助けてくれたりするのだけど、いつもじゃない。
そして、必ずしも困りごとが目に見えるわけでもない。
中には、目には見えない病気や障害を抱えている人もいる。
心臓の病気、腎臓の透析の後、がん、発達障害、高次脳機能障害、難病。
目には見えないけど、体がつらかったり、できないことがあったりする。
周りからの配慮があれば、外出できたり、仕事ができたりするのだけど、
見た目には分かりづらいから、周りが助けたくても助けられなかったりする。
そんな時にどうすれば良いのだろう、ってずっと考えていました。
目には見えなくても、何らかの助けを必要としている人がいて、見た目に表れているか否か関係なく、手を差し伸べられる社会になるにはどうすれば良いのか。3月議会の一般質問のテーマとして、扱うことにしました。
具体的に変えられるアイデアとして、以下の二点を考えています。①昨年施行の障害者差別解消法には、「目には見えづらい病気や障害に対する配慮」が明記されていないので、理解と周知を図る。②目には見えづらい病気や障害を可視化する「ヘルプマーク」の導入。
ヘルプマークは、マタニティマークのように、援助を必要としていることを周りへ伝えるものです。鞄などに付けて持ち運べ、電車やバスの優先席を譲るなどの配慮を促します。東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京都が考案し、他県へ波及している最中です。
他には、住み慣れた地域で生まれから死ぬまで生活し続けていくための仕組み作り(地域包括ケアシステムと呼ばれます)に触れます。病院完結型の医療から、地域完結型の医療への変換へ向けて、市民病院や行政として何ができるのかを、病院に勤めていた経験から話していきます。是非、聞きに来て下さい!
■しちおうの一般質問予定
日時:3月7日(火) 10時10〜30分頃より、40分ほど登壇予定(前後の予定により多少変動)
場所:市役所4階 傍聴受付
■3月議会 一般質問登壇者 (敬称略)
3月7日:東野、志智、渡辺(幸)、遠藤
3月8日:大津、木村、渡辺(ち)、加藤
3月9日:吉川、服部(礼)、平野
市役所1階に食堂がありまして、かつ定食とかつカレーがとてもおいしいです。午前中にしちの一般質問を聞いて、その後に食堂でランチして帰る「しちツアー」なんていかがですか?
しち おう/志智 央
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