稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

医療職の新しい働き方

こんばんは。稲沢市議のしちおうです。

他自治体の例ですが、医療過疎地で看護師を受け入れる実証実験が始まるらしいです。

地域に開設する窓口「むらの保健室」を拠点に巡回。地域の未病対策として、高齢者の健康相談のほか高齢で車を持てない“買い物難民”の購買代行や食事支援も実施する。

少子高齢化により中山間部の“地域の健康の担い手”が足りないことと、離職率が高い看護師の新しい働き方を開拓すること、その双方の思いが重なり事業が開始するようです。


おもしろい取り組みですよね。
これからの医療の形は変化していき、「住み慣れた地域で最期まで生活する“地域包括ケア”」が推進され、家(在宅)を中心にしてまわっていきます。

私は、今後、自分の住む地域においても、中学校区単位で専門家が配備され、まちの健康を守る取り組みが必要になってくると感じています。

ただ、地域ごとの特性もあるので、場所により見極めなければなりません。尾張地方は、喫茶店でのモーニング文化があるので、モーニングサービスの代わりに、コーヒー一杯で介護予防の講座や体操を受けられるなど現状ある地域資源を生かすと良いかも。



介護は、自分や自分の家族を含めると死ぬまでの間にほぼ100%遭遇する出来事なのですが、どこか遠くに追いやられているというか、見えないように覆われている印象を受けます。見ないで済むなら見ないでいたいですからね…私自身もそうなってしまいがちなのですが、考えていく必要があります。

これから地域の健康の担い手をどう増やしていくか。

医師や看護師だけじゃなく、私の職業である作業療法士といった医療者が地域に出て、まちの健康に寄与する活動が増えていくことが望まれます。非日常の病院ではなく、気軽に地域で医療者と触れ合い、「病院で受け取るだけのサービス」から、「自分で自分の健康を守る仕組み」へ転換していくことが求められてくるのではないかな。

どうすればそんな風にできるか、いろいろと考えを巡らせています。

 


⬇写真は本文内容にある実証実験の画像ではありません。看護師さんはこんな風に街宣車背負って、自転車で巡回はしませんので(笑)

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しち おう/志智 央
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