今日は選挙オフ会を開催。
9人+子ども1人の合計10名の参加で、お茶を飲みながら和やかなに話し合いました。
出た意見を簡単にまとめます。
稲沢市長選の投票率は高い?低い?
稲沢市長選の投票率を遡ると、H14年 45.81%➡H18年 46.93%➡H26年 37.33%➡今回 44.9%と、大体45%前後を推移しています(H26年は現職と共産党との一騎打ちで、勝ちがほぼ決まっており、選挙への関心がひと際低かった)。
さて、今回の投票率44.90%は高いのでしょうか?実は、同日に全国6自治体で首長選挙が行なわれており、稲沢市の投票率が最下位でした(最高は奈良県北山村長選88.95%)。
全有権者は11万2229人。投票へ行ったのは、内44.9%の50,849人。市長の獲得票数が、15,461人であるため、有権者の約14%の支持で当選できてしまいます。
これが高いのか、低いのか。考えていく必要がありますね。
選挙を終えて一言
・市長の権限の大きさを知ると、投票せずに白紙委任してしまうのは残念に感じた。
・各会派(市議会のグループ)が候補者を出してガチで争う選挙は見応えがあった。
・期間が短かった。1週間でトップを決めろと言われても難しい。
・争点が見えず、誰に投票して良いか決めかねた。
・政策が重要視していたが、最終的な判断は人柄で決めて、人となりも大事と感じた。
・選挙のPRをしたが、公選法に触れるラインが分からず怖かった。
・選挙の制度自体が分かりにくい。
選挙の情報をどのように仕入れたか?
・各候補のチラシを集めて見比べた
・新聞記事
・各候補のホームページ(ない人もいて困った)
・本人や周りのSNS
・情報が少なすぎて、直接候補者に会いに行った(勇者)
どうすれば投票率は上がる?
・自分の生活と政治とで接点が見付かれば、自ずと関心が高まる
・ひとりひとりが外へ発信することで、周りが影響を受ける
・投票に行くハードル(場所や時間、環境など)を下げる
・教育。子どもの頃から選挙に行ったり、意味を理解しているかどうかが重要。
いろんな意見が出て、どれもウンウンと頷くものばかりでした。
参加者のみなさんは選挙と真剣に向き合っていて、だからこそ選挙が終わっても熱を持ち続け、今回の場にも来てくれていたと思います。そして、その視線はもう次に向いていて、新市長や行政の行く末を見続けていく意識をお持ちでした。
市長選はあくまでスタート地点。これからどう関わっていくかが重要ですね。
今回、「ジャーナリストの池上彰氏のような助言者がいると、分かりにくい“選挙”も取っ付きやすくなる」という意見がありました。私「それだ!」と思いました。そんな風になって、選挙の前になると頼られる存在。そんな男になりたいと思いました。
ドン!(Wikipediaより引用)
もう一つ心に残ったのは、周りの人の主権者意識を「育てる」という言葉でした。選挙への関心は、産まれた時に備わるものではなく、後天的に学ぶものです。自分のできる範囲から、周りへ影響して育てていく。とても大事な視点ですね。
そんな今後への抱負も生まれた選挙オフ会。とても楽しかったです。またやりたい。
共に素敵な時間を作り出してくれた参加者のみなさん、ありがとうございました。