稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

何があるかよりも誰がいるか

先日、体育祭・文化祭のお誘いを頂き、近くの中学校(祖父江中学校)へお邪魔した。

そこで“稲沢市の将来”について生徒が考えたパネル展示があり、様々な発表をおもしろく眺めている中、一つの意見が目に止まった。要約すると、「稲沢市には有名な場所、建物があるが、場所と建物は移動することができない。人間が有名になれば、人は集まり、全国へも宣伝に行ける。」と書かれていた。

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私は旅行が好きで、病院勤務時代は各地へよく出かけていたのだけど、各地の思い出の中で、ひときわ心に残っているのは「何を見たか」や「何を食べたか」よりも「誰と見たか」であったり、「誰と会い、どんなことを話したか」だったりする。

その場所の建物や景色や覚えているし、また見たいと思うのだけど、きっと何回も行ったら飽きてしまうと思う。一方で、人は、何度会っても変化があって、何度でも会いに行きたいと思わせるものがあるのかもしれない。

「何を食べるか」より「誰と食べるか」、「何をする」より「誰とするか」、人を起点にして私たちは生きていると、そんな風に感じた。

 

ちなみに、前述の発表は、有名な人という観点で稲沢のご当地アイドル「LOVE INA 30(ラヴィーナサーティ)」を調査。子どものファン層の薄さ、グッズの値段設定にまで言及し、「アイドル=さわやか」をウリにごみ拾いをしたり、男性アイドルを作り女性ファンを開拓する必要性まで書かれ、中学生とは思えない鋭い切り口に驚愕した。

私たちは、柔軟な発想を求めているし、生徒には有権者教育にもなるし、一緒に議会で話し合ったり、提案できたら良いのにね。

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そんな議会は、30日で閉会。その後、行政の1年間の予算がどのように使われたかをチェックする「決算特別委員会」があり、議員26名中、代表者9名が参加します。私も出させて頂き、慣れない決算書を前に四苦八苦しておりますが…来年度の予算に繋がる大事なことなので、頑張ります。

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書類と数字に囲まれ、目がチカチカする…