稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

本当の意味での失敗

W杯での活躍と特徴的なポーズで一躍人気者となった、ラグビー選手の五郎丸歩選手。
今季から海外のトップチームで戦っている。

あるインタビューで、海外への挑戦に関して語った言葉が、胸に響く。

「地位が固まるほど失敗というリスクを避けて通るようになる。これだけスポットライトを浴びて、評価もしてもらって、国内に留まっていたら、リスクを避ける人間になってしまう。どれだけ失敗出来るかと言うのが僕としては楽しみ」

 

“自分の成長のために、あえて厳しい環境に身を置くことを選ぶ”
言葉のまま実践する姿を尊敬しています。
私は、このインタビューを読んで以来、例のポーズをこっそり練習する日々。
これでまだ20代、と言うかまさかの同い年…あのナリで同い年…戦慄しますね。


現状は、熾烈なポジション争いにより苦戦を強いられ、
海外への挑戦を「失敗」だったと語る専門家もいる。

 

でも、彼はそもそも失敗しに行っているわけで、本当の失敗とは何だろう?

きっと、この場合で言う本当の失敗は、怖れから海外に挑戦せずに国内でチヤホヤされること。そして、居心地の良い今を維持したいがために、挑戦すらしなくなることを指すのだろう。

失敗には、どうしてもマイナスのイメージがつきまとう。みんな可能な限り失敗したくないし、失敗を見られることに怯えている。間違いなんて当然起こり得ることなのに、恥に思う気持ちが、言葉で予防線をはったり、否定したりあるいは隠したりすることに繋がっている。

けれど、失敗と言うリスクをあえて選び取ってしまえば、失敗すら狙い通りとなり、途端に心のハードルは下がる。気持ちは軽くなり、いっちょやったるか(失敗してやるか)くらいに思える。

私には、守るような評価も地位も無いのだけど、かっこつけたい、良い気分でいたい、傷付きたくない、が9割くらい心の中を占めている。“失敗しない人”なんて偉くも何ともない、挑戦していないだけ。変な自尊心は捨てて、困難に飛び込むことを止めずにいたい。

 

先日、初めて森上駅でチラシを配った時のこと。

受け取って貰えないし、白い目で見られるし「ぐむむ…つ…つらい…」となったけど、新しいことに挑戦している以上“本当の失敗”ではないし、仮に「失敗だ」って言われたら、
「そうですけど?あえて失敗しに行ってますけど何か?」としれっと答えたい。
私たちはもっと失敗しても良い、失敗した自分に軽やかにyesと言ってやれば良いんだ。

 

明日からは、滋賀県へ「新人議員のための地方自治基本コース」と言う勉強会に出る。研修所から一歩も出られない缶詰状態で、5日間、一人ぼっちだ。しかし、これも挑戦。たくさん失敗して、たくさん学んできます。

 

しち おう

〒495-0011 稲沢市祖父江町森上本郷三8番地トアヴェール201

TEL:090-4239-4726 MAIL:shichioh@gmail.com

f:id:shichioh:20160514001533j:plain