今年の夏に予定されている参議院選挙から、
今まで20歳以上からだった投票権が18歳以上に引き下げられます。
社会保障の配分が若者より高齢者寄りであったり、課題が次の世代に先送りされがちの現状を見て、私は若い人が投票権を持ち、それらに意思表示する機会が必要と感じています(選挙は、個人や世代ごとの意見表明の場でもある)
これで18歳以上になったら投票出来るし、選挙にだって出られるぞー!
と思うじゃん?
ところがどっこい!18歳以上に選挙権はありますが、被選挙権はありません。
不思議なもので、国も県も市も町も、25歳以上じゃないと選挙には出られないのです。
整理すると、町長、町議会、市長、市議会、県議会、衆議院議員は25歳以上。
理由は様々あるようですが、年齢による成熟を期待してのことのようです。
私は立候補時、28歳でした。
前回市議選時は24歳で被選挙権はなく、今回が初めての機会だったんですね。
授業で習うのですが、そもそも立候補なんてしようと思わないから忘れちゃいますよね…(笑)
「被選挙権なんて要らない」と思う方がほとんどかもしれません。
ただ、私は選挙に出られる年齢であると気付いた時に、ほんの少しだけドキッとしました。出ようと思えば出られる、自分にも、誰にだって挑戦する権利はあるんだと、少しだけワクワクしたんですね(実際は、バカ高い供託金など縛りがありますが…)
今、国会では選挙権引き下げに伴い、18歳あるいは20歳まで被選挙権も引き下げようとする動きもあります。もしかしたら今後、現役高校生議員が生まれるかもしれません。
実際の社会構造と同じように、男女、いろんな年代の、いろんな背景を持った人が、政治の世界に参加出来ることを期待しています。
←25歳以上の証