稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

義援金と支援金の違い

様々な場所で、熊本、大分を中心とする地震への寄付が募られています。

私も方々で寄付をしていますが、今回はその寄付の使われ方について書きます。

みなさんは、寄付の宛先を意識されたことはありますか?

よく目にするのは「日本赤十字社」ですね(市役所にある募金箱もこれ)

寄付は大きく分けて、「義援金」と「寄付金」の二種類があります。

簡単に言うと、被災者へお金で配られるのが「義援金」、現地の支援・復興活動に使われるのが「寄付金」となります。

 

■寄付の種類

義援金

被災者へ、お金で配分

・配分額は、自治体や日本赤十字社らが構成員の“分配委員会”で決められる

・配分に時間がかかる(一時的に分配が早められることもある)

※自治体や日本赤十字社、共同募金会への直接の寄付は全額分配に回されるが、企業が募っている義援金の場合は手数料などが差し引かれていることもあり、要確認

 

 

支援金

NPONGOなどへ支払われ、迅速に現地の支援・復興活動に使われる

・活動地域や活動内容(たとえば、動物の支援などもある)が異なるため、自分の関心に合った団体を選ぶことで、より身近な支援が行なえる

※寄付されたお金の一部が、NPONGOの人件費や管理費にも使われることが多く、今回の震災で余ったお金がどのように使われるかも含めて、要確認

 

信じられない話ですが、寄付を名目とした詐欺もあるそうですし、“寄付をする”で終わりではなく、“寄付の使われ方”まで意識したいですね。また、支援には様々な形がある(物資のマッチングサイトもあり)ので、自分に合ったものを選びたいものです。