稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

一緒に学ぼう、選挙法【政治のこと】

“政治とカネ”の問題がニュースを賑わせています。

またか…と思いますし、その度に若い人の関心が薄れていくと思うと悲しいです。

渦中の大臣は「いい人とだけ付き合っていたら選挙に落ちる。来る者は拒まずでないと、残念ながら当選しない」と話しました。私も選挙に出て、こんなにお金がかかるのか…と驚きましたが、国の選挙では桁違いなのでしょう。選挙に出る際のハードルの高さが、余計に政治家をお金に執着させてしまうのかもしれません。

 

さて、今日は公職選挙法について少し触れさせて下さい。

昨年末に稲沢市内へは年賀状が出せないと書きましたが(頂いた年賀状への返事かつ、自筆であれば可)、私たちには様々な縛りがあります。

その中の一つに選挙区内の人への寄付の禁止があり、有権者が政治家に寄付を求めることも禁止されています。実は地域の会や祭りへの寄付や差し入れもダメなんですね。

政治家と有権者との繋がりはとても大切です。私だって市民の方のお願いを無下に断りたくないですし、応援したい気持ちばかりです。しかし、金銭で繋がる関係では選挙や政治の腐敗は止まらないし、お金のかからない選挙も実現出来ません。

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総務省から引用(http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo08.html

私も様々な場面で寄付を求められますが、上記の理由によりお断りしています。若造のくせに生意気な…慣例なのに…と、嫌な顔をされることが多いですが、これを許してしまうと票がお金で買えてしまいます。

 

寄付の禁止は、政治家だけが知っていても不充分で、有権者の方にも知っておいて貰わなければ無くなりません。求められるから、断れずに致し方なくしてしまう人もいるかもしれません(私はこういう空気は読めない人間なので、気にしませんけども)。それはダメ!と双方が理解しておく必要があります。

 

些細なことでも少しずつ、意識を変えていかないと。