稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

給付金事業に見る世代間格差

出生率の低下により人口減少が進む中、どの自治体も対応策を考えています。

稲沢市でも様々な話し合いの場が持たれており、その際に「若者」、「独身」として意見を求められ、発言する機会があります。

 

議会で20~30代なのは私だけなので代表して、「私」の意見に、「若者」の意見も乗せて、発言します。

その場に居ないだけで、その人達の声が無かったことにされないためにも、とても重要な役割だと感じています。

私が60代の現実を分からないように、その世代でしか分からないことがきっとあるから、市民の代表者である議会は、様々な意見を反映出来るように多様な人の参加が必要です。また、実社会の年齢バランスに近いのが理想的だと思っています。

 

 

1月から始まった国会で、子育て給付金を廃止する一方で、所得の低い高齢者の方に一人あたり3万円を配る案が出ています。

今夏の選挙に向けてのバラマキ(高齢者は選挙に行くし、票のためにお金配りましょ、若者はどうせ行かないし予算削っちゃえ☆と言う考え)とか、配り方の不平等(所得は低くても、住宅や貯蓄などの資産がある)とか、一度税金で集めたお金を配り直す無駄にコストがかかるとか言いたいことは色々ありますが、とにかく世代間の格差が酷い。

 

子どもの貧困が問題視されている中、財源がないからと予算は組まず寄付で対応する国が、一方ではこんな大盤振る舞いをして更に若者にツケを回している…

そりゃあ、出生率は下がるし、人口減少するわ…と思うよね…

怒りを通し越して悲しくなりますが、「私たちがいる」ことを確かに示すために、自分の意思を1票に込めて選挙に行くことと、政治に参加することの重要性を改めて感じました。