稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

次回の「領内 寺子屋」は5月7日10時から始まるよ。

稲沢市議会議員のしちおうです。

地域の子どもたちの学習支援教室「領内 寺子屋

次回の開催日は明日、5月7日10時から12時まで開催します。場所はいつもの森上公民館です。

 

新年度に入って、「もっと地域の子どもや大人たちに活動を知ってほしい」ということで新たにチラシを作成し、町内を回覧してもらいました。

これで少しでも参加してくれる子どもが増えると良いですし、子どもたちを支えてくれる大人のボランティアも増えると良いです。

いろんな世代の人や、いろんな背景を持つ人が、子どもたちに関わってくれることで、「世の中にはいろんな人がいるんだなぁ、今の自分のままでも良いんだなぁ」と思える場所になると良い。そして、そんな子どもたちを見て支え手となる大人のボランティアも頑張る力をもらえる場所になると良い。と考えています。

 

5月7日の寺子屋では会場近くに住む方がボランティアでポストカード教室(絵や書字を組み合わせてポストカードを作る、事前に体験させてもらったのだけど、とても楽しかった!)を開いて下さる予定です。

また、地域の高校へも改めてお声がけさせてもらい、今年度も高校生ボランティアの方たちが来て下さいます。

 

新年度の「領内 寺子屋」パワーアップしながら全力で活動していきます。

明日5月7日はゴールデンウィークの最中なので、あまり子どもが来ないかもしれないけど、ぼくら大人は楽しみに待ち構えているので、来れる子は是非遊びに来てね。

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若者が議員になることの難しさと、それでも挑戦する人たち。

稲沢市議会議員のしちおうです。

昨日、5月1日の中日新聞朝刊にほんの少しだけ載りました。

記事のタイトルは、「世代の声、私が議会に 市議選、20代・30代の挑戦」

イメージ(著作権によりモザイク処理)記事の一部はネットで見られます。

世代の声、私が議会に 市議選、20代・30代の挑戦:中日新聞Web

 

議会は市民の代表者の集まりであるべきですが、現状はそうなっておらず、性別・年代に大きな偏りがあります。記事では、直近の選挙で「地盤や政党の後ろ盾なしで立候補した候補者」を軸に、なぜ議会に若者が少ないのか?選挙に出るハードルの高さとは?などの問題提起がされていました。

 

ぼくは、20代で当選し、現在30代。地盤や政党の後ろ盾なしで立候補した候補者であったことから取材の依頼を頂きました。その中で改めて若者の政治参加について考えてみたのですが、やはり若者が政治に参加するって大変なことなんですよね。

 

まず、多くの場合、いまの仕事を辞めなければならない。議員になったとしても、4年間の任期付きで、雇用保険も厚生年金も退職金もない。落ちたらただの人以下で、「選挙に立候補した」「議員をした」経験が再就職に有利に働くこともない。むしろ不利。

 

選挙自体もさまざまな決まり、規制があり、知識のない人が立候補するのは至難の業で、費用もかかる。加えて、同年代の若い人は投票に行かないので得られる票が少なく、助けを得ようにも仕事と子育てで忙しく、当選自体のハードルが高い。

 

一方で、定年を迎えた後の男性が名誉職として目指すのであれば、仕事や金銭、生活面での負担は減りますし、同年代は投票によく行く世代であり、仕事や子育てがひと段落して助けも得られやすい。

 

議会に定年を迎えた後の男性が多いのは必然なんです。

よく「若者の投票率が低い」と言われますが、同年代のプレイヤーがいなければ興味も湧かないわけで、悪循環に陥っていますよね。

 

この現状を打開するのは制度が大きく関わっているので一筋縄ではいきませんが…

記事中で触れた通り、ぼくは若くして議員にさせてもらったおかげで、若い人から相談を受けやすかったり、主権者教育に携わらせて頂いたりして、若者と政治との接点を作る活動が出来ています。

このように若くして議員になったぼくらが実績を積み重ねて、「議会に若者が必要だ」とみんなに認識してもらうことが重要だと感じています。

 

ぼくの理想は、議会が社会の縮図になっていること。男性も女性もいることはもちろん、若者も高齢者も、障害者もいる議会が理想です。ぼくが若者と言ってもらえるのもあとわずかだと思うので、これからも一生懸命、多くの人に市政に興味を持ってもらい、そして市政に参加してもらうための活動を続けていきます。

 

ちなみに、全国版での記事公開であったためか、さまざまな方から「新聞見たよ」とお声がけ頂きました。中には、友人の結婚式でお会いした友人の親族の方というすごい遠い人も見てくれていて…「ほんの少しだけ出ただけなのによく気付いたな!」と思いつつ、気にかけて下さって、ありがとうございます…嬉しいです。。

市内の人でさえ日々の活動を伝えるのは大変なことなので、市外の人の目に触れるのは本当に稀で、貴重な機会になりました。記事にして下さった新聞社の方々、ありがとうございました。

稲沢市祖父江町森上にある公園 アイコクアルファいこいの広場

稲沢市議会議員のしちおうです。

近所に「いこいの広場」という公園が出来て一年が経ちました。

こちらの公園は、地元企業である「アイコクアルファ株式会社」が創業地に立てた施設で、住民にも開放されています。先月、学習支援教室「領内寺子屋」でお借りした場所でもありますね。

【過去記事】アイコクいこいの広場 in 領内寺子屋でドローン体験教室

地域にお住まいの方たちは「あぁ、あの場所ね」とお分かりになると思いますが、主要道路から一本入ったところにあることに加え、年中無休で開いているわけではないので、ご存知ない方もお見えになると思います。開設後一年という節目でもあるので、簡単にどんな施設かを紹介します。

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まず、目を引くのは芝生広場。カルデラのような形状で、中央はすり鉢状の構造になっています。子どもたちはここをよく駆け回ったり、レジャーシートを敷いてピクニックをしたりしています。

小川を模した水路もあり、端にはかつてこの地に生息していたヘイケボタルを復活させるためのビオトープ(動物や植物が恒常的に生活できるように造成または復元された小規模な生息空間)もあります。

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開いているのは、アイコクアルファの稼働日。に加えて、第三土曜日などです。元々は稼働日だけでしたが、地域の方たちの要望等を聞きながら柔軟に対応して下さっています。

開場時間は平日の8:30~16:30(夏場は19時まで延長していた)と限られていますが、きれいで居心地のよい空間になっています。

駐車スペース:20台 
建物も併設しており、1階にトイレ、授乳室、2階に休憩スペース、自動販売機がある。

【詳細は企業ホームページへ】「いこいの広場」 | アイコクアルファ

 

ちなみに、「いこいの広場」ができるまで、この地域に公園はありませんでした。

実は、ぼくが稲沢市に越してきて一番不便に感じたのは、公園が少ないことで。もともと住んでいた名古屋市天白区が特別に公園が多いところだったというのもあり(徒歩数百メートルの距離に2カ所以上あり、足を伸ばすと広大な公園がある)、車を使わないと自然を感じられないことに不便さを感じていました。

 

近所に住む同年代の人たちからも「子どもを連れていく公園が徒歩圏内にない」という相談はたくさんもらっていて、仕方なく駅のロータリーなど少しでも開けた場所に集まる、という状況になっていました。

ぼくも子育てをし始めて、公園が徒歩圏内にないことの不便さがより分かるようになり、近所に公園ができたことをとても嬉しく思っていますし、うちの子はヘビーユーザーです(笑)

まだまだ自然が多い割に公園が少ない稲沢であることに変わりはありませんが、市や企業が協力し合いながら、子育てがしやすい環境や人々が集まれる場所が増えていくと良いですね。