稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

脱ハンコ文化:稲沢市でも9割の押印が廃止へ

稲沢市議会議員のしちおうです。

先日、3月議会が終わったのですが、議題の一つとして押印の廃止が挙がりました。

背景としては、国の方針として示された「行政のデジタル化」の一環で、まず行政手続きの押印。つまり、ハンコを押す作業をできる限り減らしましょう、ということになりました。

 

市役所の仕事は、ハンコが必要なものがたくさんあります。

みなさんも、出生届や死亡届、転入・転出届、年末調整の提出書類など、さまざまな書類申請でハンコを求められましたよね(ちなみに、ぼくら議員も書類の確認などにハンコを求められる機会が多いので、いつでも使えるよう事務局に一つ置いてあります)

 

今回は、①国や県が押印を義務付けしているもの、②金融機関など稲沢市以外の機関等から押印を求められているもの、③厳格な本人確認や文書作成の真意確認が必要となる印鑑証明付きの実印など印影の照合を行うもの、以外の書類のハンコが不要となりました。

全書類のうち、約92%にあたるので、市民や事業者の負担軽減が図れると思います。

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これまで根強く存在していたハンコ文化。

無くなるまでが大変でしたが、無くなってみたらこれが普通になるのでしょうね。

そもそも、今では100均にも売っていて、誰にでも買えるハンコが本人確認の手段として重宝されているのって、謎ですもん。

ハンコそのものは、ぼくは好きなのですが、「ハンコでないと本人確認ができない」というのは無駄が多いので改められるべきだと思っています。

 

ただ、そもそもの目的はハンコの廃止ではなく、行政のデジタル化によって市民の負担を軽減することです。

 

行政改革が進んでいる福岡市では、市長が役所で並んだり、待たせられたりした経験を下に、2020年9月までに市が単独で見直せる書類すべての押印を廃止しています。

 

稲沢市も「国に言われたからハンコを廃止する」ではなく、市民の目線に立って行政改革を進めていく必要があります。他がやっていないから、とか国や県からの指示があるから、って逃げずに、市が単独で見直せる部分から見直すという姿勢が必要だと感じています。

 

ハンコ以外にも、郵送やFAXなど紙や対面をベースにした手続きがたくさんあります。

今後これらも見直せるはずですし、この手続きは必要か?必要ならば手段としては今のものが最適か?と問い続けることで、行政の無駄をなくしていくプロセスが重要なのだろうと思います。

 

ぼくに求められている役目の一つが、こうした改革の推進だと思うので、今後も他自治体の取り組みを参考にしながら提言をしていきますね。

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・3月の街頭 市政報告会の予定

 4〜5日:JR稲沢駅  10日:国府宮駅

 18日:森上駅 19日:平和町 22日:森上

 26日:市役所 31日:高御堂

 ※天候などの影響で順延する可能性があります。

  参集頂ける場合は、事前連絡頂けると幸いです。

  時間は7〜8時30分 国府宮駅のみ7〜10時に開催。

  新型コロナでの困りごとなど、気軽に相談下さい。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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