稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

誰一人取り残さない社会を目指して〜稲沢市でSDGsの取り組みが始まります〜

稲沢市議会議員のしちおうです。

稲沢市社会福祉協議会(地域福祉の推進を図る民間団体で、公的な役割も担う)の呼びかけで、市内の企業や団体、市役所などが参加する地域共生社会の実現を目指した座談会が開かれました。

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地域共生社会…はい、また難しい言葉が出てきましたね。

簡単に言うと、地域に住む人や働く人、市役所や企業、さまざまな人々が助け合っていくことで、誰一人取り残さない社会を作っていくということです。

 

具体例を挙げると、

ケース1:高齢者の外出支援

①高齢者の交通事故が増えて、免許の返納をしたい

②徒歩で行ける範囲にスーパー等がない

③免許を返納したくてもできない

社会福祉協議会が橋渡しして、高齢者施設が協力!

④施設の送迎で使っていた車の空き時間を使って、買い物支援を実施

 

ケース2:地域住民の繋がり、憩いの場づくり

①住民の繋がり、縁が減ってしまった

社会福祉協議会が橋渡しして、企業が協力!

②企業所有のテニスコートを開放し、交流の場ができた

 

人々の困りごとに対して、周りの人や、市役所や企業など、それぞれのできることを持ち寄って、助け合っていく、この過程で地域の縁が生まれ、住みやすい町ができていきます。

以上のことを目指して、稲沢市の中のキーパーソンたちが集まって、これからどうしていこうか?という話し合いが開かれていました(ちなみに、ぼくはその情報を聞きつけ、ずうずうしく見学させてもらった)

 

この活動を橋渡しする稲沢市社会福祉協議会は、以前にブログで紹介した認知症の声かけ訓練に取り組むなど、めちゃくちゃ積極的に動いています。今回の座談会をキッカケに、さまざまな取り組みに発展していくのを期待しています。

また、地域共生社会の実現の中で、誰一人取り残さない社会という言葉が出てきます。

これは、ぼくがずっと取り組んできたSDGs(持続可能な社会に必要な目標)の理念でもあります。実は今回の動きの根本には、このSDGsがあるんですね。

稲沢市の中で持続可能な社会を実現していくことがぼくのテーマでもあるので、今後の動きを注視しながら、一緒に活動できる部分では全力で取り組んでいきたいと思っています。

具体的には、地域共生社会の実現というと、福祉とか高齢介護の分野に限って捉えられがちなのですが、全然そんなことはなくて、市役所でいうとすべての部署が関わってきます。

今回の座談会に市役所も出席していましたが、高齢介護課のみ。他の部署も関心を持てるように議論を進めたり、事例となる取り組みを起こして国に働きかけ、モデル事業として認定されるなど、できることはたくさんありそう。

 

これからの楽しみが増えました。 何かあったらまた報告しますね。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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