稲沢市議会議員のしちおうです。
3月25日から、新型コロナウィルスの影響で生活が困窮する方に対し、少額ですが無利子でお金が借りられる制度が始まりました。具体的には、以下の方が対象となります。
新型コロナウイルス感染症を踏まえた生活福祉資金制度による緊急小口貸付等の特例貸付・緊急小口資金
新型コロナウイルスの影響で、休業等により収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯が対象。
貸付金額:10万円以内(小学校等の休業等の影響を受けた世帯等は特例で20万円以内)
返済期限:最大で3年
・総合支援資金
新型コロナウイルスの影響で、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯が対象。原則、生活の立て直しに向けた相談支援を利用頂くことが条件。
貸付金額:2人以上の世帯では月20万円以内、単身世帯は月15万円以内の貸付を、原則3か月以内の期間受けられる
返済期限:最大で11年
ポイントは、新型コロナウィルスによる特例で、保証人がいなくても無利子で借りられることです。
新型コロナウィルスに関わらず、高校や大学、高等専門学校の入学費用および学費に対する貸付制度もあります。いずれも、利子等で有利な貸付になるため、生活の再建や緊急時に役立てて頂きたいです。
なお、申し込みの窓口は、稲沢市社会福祉協議会です。申し込み時に必要な書類(運転免許証等の本人確認書類や住民票など)があるので、事前に詳細をお尋ね頂くとスムーズにいくと思われます。
住所:愛知県稲沢市西町三丁目10番24号 市社会福祉会館内
電話:0587-23-6713
受付時間:平日8:30~17:15
また、稲沢市役所の福祉課でも、以下のような支援があります。
・住居確保給付金事業
離職で住宅を失った、もしくは失う恐れのある方に対して給付金を支給。
相談支援員との面接を実施することで、住宅および就労機会の確保に向けた支援を行なう(この間、相談支援員とハローワークによる就労支援を受けながら、賃貸住宅の家賃額相当の給付を受けることができる)
・一時生活支援事業
住居を失い、生活に困窮した方に対し、一定期間内に限り、宿泊場所の供与や食事の提供を行なう。
※ 稲沢市を例にして紹介しましたが、同様の制度は全国で行なわれているため、他市町村の方もお近くの社会福祉協議会または市役所の福祉課部署へお問い合わせ下さい。
新型コロナウィルスの影響でさまざまな経済活動ができなかったり、自粛させられたりしてますが、それに対する保障は少ないです。みんな、気持ちでは、感染を防ぐために仕事を抑えたいけれど、生きるためにはそうはいかない現実があると思うんです。
大切なのは、どうしようもなくなった時に、頼る場所があることを知っていることだと思います。そのためには情報が必要なのだけど、せっぱ詰まっている時であるほど、耳に届きません。
制度のことを、もしもの時のために知っていてほしいし、周りで困っている人がいる時には同情したり、励ましたりすることも大切だけど、それ以上に情報を伝えてほしいんですね。
一時的なお金に加えて、生活を立て直すにはどうすれば良いか、一緒になって考えてくれる人の存在も大きいと思うので、緊急事態だからこそ頼ってほしいと思います。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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