講師を招いた勉強会は初めてで終始バタバタでしたが、
参加者の方々が臨機応変に動いて下さって無事に終えることができました。
当日の流れは以下の通り。
- 講師による基礎講演(LGBTに関する基礎知識を身に付ける)
- 当事者とのグループワーク(それぞれの生い立ちを聞きながら、質疑応答)
- 全体での話し合い(行政や街として出来ることは何かあるのかを議論)
- まとめ
LGBTに関する基礎知識等は過去の記事に譲るとして、
今回気になった言葉を二つピックアップします。
【過去記事】
性的指向
性的指向は、恋愛対象がどういう対象に向かうかを示します。
異性が多数ですが、同性や男女両方へ向かう方も少数見えて、
そういう方は少数派であるがために,差別や偏見に遭いやすいです。
性自認
性自認は、自分の性をどのように認識しているかを示し、こころの性とも言います。
多くの人は,性自認(こころの性)と生物学的な性(からだの性)が一致しますが、
この両者が一致せずに違和感を抱く人がいます(性同一性障害)
彼らもまた、偏見の目や、職場などで不適切な扱いを受けることがあります。
つまり、LGBTは以上の性的指向と性自認に違いを持っているということです。
L:女性の同性愛者 (Lesbian:レズビアン)
G:男性の同性愛者 (Gay:ゲイ)
B:両性愛者 (Bisexual:バイセクシャル)
T:こころの性とからだの性との不一致 (Transgender:トランスジェンダー)
(※注:性的指向は性的嗜好とは異なります。女性が好きな男性が男性と恋愛関係にならないように、性的指向は生まれついてのものになります)
僕は今回の勉強会中に、
「男らしくない」と言われて嫌だった自分の経験をふと思い出しました。
男らしくないと言われたことを気にして、
筋トレをしたり、髪を切ったりするけど、一向に男らしさは増していかなかった。
でも、そのことを当時担当していた患者さんに漏らした時に、
「私は男らしいと思うけどなぁ」「そのままで良いと思うよ」と言ってもらって、
ホッとしたことがあります。
男らしさ、女らしさをはじめ、
「こうあるべき」という姿や生き方が世の中にはありますが、
その通りにはいけない人や時があります。
そんな時に「そのままでいい」と背中を押したり、
自分自身を尊重してもらえたりするのは救いだと思いました。
相手が誰であれ、大切なのは相手自身と相手と自分との違いを尊重することです。
みんな男らしさや女らしさ、そんな性別について揺れながら生きている。
性的少数者・LGBTの人は特別だけど、特別じゃないと感じた勉強会でした。
終始穏やかな雰囲気で進められて、いろんな人と意見交換できて、
とても楽しかった!
しち おう/志智 央
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