間もなく平成29年度が終わりますね。
稲沢市役所は3月23日に人事異動が発表されて、
引き継ぎなどでバタバタしていて、なんだか落ち着かない雰囲気です。
みなさんの職場はどうですか?
今日は、行政の人事異動について感じたことを書きます。
①関係性のリセット
各課のトップが2〜3年で変わってしまうことが多く、
市民や民間との間にできた関係性がその都度途切れてしまいます。
顔合わせからやり直さねばならず、
何度も経験した市民は「どうせあの人も何年かで変わるのだろう」と諦めの境地に…
それぞれの課の方針やノウハウも次代に継承しづらくなるため、
キーパーソンとなる職員を早めに見出して、専門家を育てる視点が必要だと思います。
②納得感とキャリアデザイン
病院は、人事異動で所属先が変わろうとも、やることは変わりません。
たとえば、外来中心のリハから入院中心のリハ、訪問で在宅に関わろうとも、
結局やることはリハビリテーションです。医師や看護師もそうですよね。
でも、行政は、所属先が変わることで業務内容が大きく変わります。
土木に関する業務をしていたと思ったら、急に畑違いの病院に異動する。
そんな一般企業の転職並みの変化が当たり前のようにあります。
そして、異動の理由は一切言われないことが多いそうです。
もちろん、「異動したくなかった」「希望先に異動できなかった」「異動したかったのに、残ってしまった」それぞれの希望を聞いていたらキリがありませんし、職場の事情で仕方がない面もあるでしょう。置かれた場所で最大限頑張るしかありません。
でも、それを分かった上で「なぜ、この部署に異動になったか」を伝える必要性を感じています。別に文句を言いたいわけではなくて、納得できるかどうかが重要なのです。
終身雇用が多い公務員の中で、自身のキャリアデザインを他人(人事課)によって決められてしまうのは、職員の主体性を奪う要因だと感じています。
働いている当事者はと言うと、「そんなもんだから」と気に留めていないようですが…
本当に彼ら、そして、影響の受ける市民にとってこの方法が一番なのかな?
みなさんの職場の人事異動はどうなっていますか??
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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