本日は研修で広島へ。
テーマは、財政(市の収入や支出のこと、簡単に言うと行政のふところ具合)です。
議員をしていると、市の予算を見た上で、適切にお金が使われているかを判断しなければなりません。
しかし、しちおう。最後にとっておいた好物を横取りされるくらいの憎しみを感じるほど財政が苦手です。。
なので、その苦手克服のために、はるばる広島まで来ました。
壊して創るではなく、創るために壊す
研修は福岡市職員が分かりやすく教えてくれて、予算書の見るポイントが見えてきました。
たとえば、生活保護、医療費、介護保険費などの費用は年々増え続けていて、今後も減ることはありません。
しかし、人口は減少していく。つまり、収入は減り、支出は増えていく。そんな時代では、あれもこれもと事業に手を出すことはできません。
スクラップ&ビルドと言われるように、壊して新しく作る視点が必要ですが、止めることで生まれる反発もあります(施設の廃止などですね)
したがって、講師はビルド&スクラップ。順序が逆で、「なにかを始めるために、なにかを止める」視点が必要と言います。
「〇〇は止めるけど、〇〇を始める」と言えば、市民も納得がいったり、
「〇〇を始めるためなら…」と行政も既存の事業を削って費用を捻出できたりします。
街づくりをシュミレーション−SIMふくおか2030−
他にも、SIMふくおか2030というボードゲームもやりました。これは、市の幹部になった設定で行政運営をシミュレーションするゲームです。
一人一人が各課の長に任命され、みんなで話し合って予算を作るのですが、予算内に収まらず話し合いはまとまらず…刻々と過ぎていく時間。借金をすれば、その場はやり過ごせますが、それでは将来世代に負担を残すし…
そんな判断をしながら出した予算書を、最後は議会(議会役のグループがある)に「なぜ、その事業をやるのか?」と問いつめられるというゲームでした。
いつも質問する側の僕も、反対の立場になって初めて議員のいやらしさに気付くという…(笑)
そんなこんなで、シュミレーションも交えつつ、財政について5時間みっちり学んできました!
特に、SIMは若い人も行政運営を身近に感じられる内容なので、稲沢市版も作りたくなりました。まずは、仲間とSIMふくおかをやりたいな(誰かやりませんか?)
ちなみに、今回の交通費等は自費ですが、研修の代金のみ政務活動費を使わせてもらいました。ありがとうございます。
今後の市政に生かせるよう取り組んでいきますね!
まずは、これから愛知に帰ります(早朝発、深夜着の弾丸日帰りツアーとなりました)
昼休憩に好物のお好み焼きを。
しち おう/志智 央
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