稲沢市議のしちおうです。
稲沢市の東部に公共施設があります。
「稲沢勤労青少年ホーム」という名で、①和室や調理室などの貸部屋、②卓球台のある軽運動室がある建物です。
築47年で、施設の老朽化、耐震基準を満たしていない可能性があり、青少年ホームと言う割に青少年が利用していないこともあって、廃止が検討されています。
先日、廃止の説明会があったので、車で35分ほどかけて参加して来ました(同じ市内ですが、遠いのです)
施設を利用されている方が参加しているので、当然ながら議論は紛糾。予定時間を1時間オーバーしても終わらず、「市長を出せー!」など収拾がつかなくなっていました。
パブリックコメントの時にも感じましたが、行政は市民にケンカを売りたいの?と思うくらい説明が雑です。
まず、説明会が急すぎて、利用者は代替施設を検討する余地がありません。「はい。廃止」と言われても、貸室で教室・セミナーを開くなど仕事にしている人にとっては死活問題です。
さらに代替施設がどこにあるかを示すのみで、何曜日の、どの時間帯に、何名分の空きがあるか、など「使える情報がない」
これは、実際に使っていない人の立場からモノを言っているからだと思います。
廃止するにしても、もっと早くから市民に話を投げて、状況を客観的な事実(耐震強度、修繕費用、利用者数など数字)を示して、出た意見にできる限り対応しながら、でも必要な施策は進めるという態度が必要だと思います。
経過をすっ飛ばして、結果だけ示されても、納得できるわけがないよ。
こういうことの繰り返しが、市民が「行政は何を言ってもダメだ。市民のためには働いてくれない」という無力感に繋がって、まちづくりから市民を遠ざけているんだ…。
稲沢市が反省しなければいけないこと。
そして、市民と行政との間にある深い溝を埋める橋渡しをする議員として、事前に何もできなかった自分の責任も感じなければならないこと。
まずは、議論の経過をオープンにしなければなりません。透明化して、当事者もそれ以外の人も、話に加わってもらわなければならない。
変わっていきたい。私もまちも行政も。
しち おう/志智 央
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