稲沢市議のしちおうです。
私は今の仕事に就くまで、病院でリハビリテーションの仕事をしていました。
地域で健康な人を増やす。その実現に向けて、新たな取り組みを始めました。
専門職を繋ぐ。
それが、以前にもブログで触れたリハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)で作るネットワークです。
先日、研修会があり、稲沢市の担当課を招いて講演をして頂きました。
この地域の特徴や高齢者の実態、介護の現状、市の取り組みについてお聞きし、その後、地域の課題と私たちに出来ることをワークショップ形式で話し合いました。
稲沢市の現状。
稲沢市の高齢化率は25.9%。全国平均の27.3%を下回っているのですが、地区に分けて細かく見ると様子が違ってきます。
若者が流入した地域(下津:リーフウォークがあるら辺)が全体を押し下げている一方、千代田・大里西・祖父江・平和は平均値以上。大里西に至っては約3人に1人が65歳以上です。
確実に進行している少子・超高齢社会において、私たちリハ職が地域に貢献できることはたくさんあります。
国は、住み慣れた地域で最期まで生活し続けられることを支える(地域包括ケアシステムと呼ばれる)を推し進めています。でも、それを担う地域の力はまだ育っていません。
たとえば、病院と地域にはそれぞれリハ専門職がいますが、横の繋がりが今までありませんでした。入院から退院までの流れ(以下参照)の中で、各部門が分断されていたのです。
【入院から退院までの大まかなフローチャート】
病気になる→①入院→体調が落ち着き、転院→②新たな病院で家に帰る準備をする→退院→③自宅でかかりつけ医や訪問・通所サービスを使って生活or施設へ
(①〜③でリハビリ担当者が変わるため、引き継ぎが必要。しかし、書類の様式がバラバラだったり、必要な項目が書かれていなかったり、送り出した後にどんな結果になったのかフィードバックがなかったり様々な問題がある)
これから。
ネットワークの取り組みが進めば、病院や事業所の枠を超えて患者さんの情報を共有し、病院から家に帰る時に継ぎ目なく関われます。加えて、専門職が地域に出て、介護予防や認知症予防の教室を開いたりも出来ると目論んでます。
それが、健康でいられる人を増やすことに繋がるし、この地域のためになると信じています。その目標に近付くために、行政との話し合いだけではなく、自分自身が動いて実現していきます。
しち おう/志智 央
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