今日から11月ですね。
朝晩が特に寒くなり、秋を感じるところですが、今夜は用事があって20時過ぎに外へ。さ…寒い…と思いつつ、会場へ着くと、既に真っ赤な明かりが。
そう、消防車です。
今日は、消防団の水出し訓練の日で、実際に消火栓から水を出すところまで通しで確認されていました。私の家の近所で訓練したのが20時半、その後また別の地区を回ると話されていました。日中に普段の仕事があるため、消防団の活動は主に夜になるわけですが、暗くて寒いこんな夜に、若い人たちが頑張って活動されていると思うと本当に頭が下がります…。
(こんなところに消火栓が…)
(放水!)
吹き出した水で濡れながらも、一生懸命やって下さった団員に敬礼。
別件ですが、数日前には秋のごみゼロ運動があり、地域の方と近所をまわってゴミを拾いました。出るわ出るわ、どこにこんなにあったのかと思うほど大量のごみが…。
どちらの活動も、私は議員になるまで知りませんでした。周りの同年代でも知らない人は多いのではないでしょうか。誰かが、知らないところで、地域の景観や安全を守ってくれていて、いつの間にか助けられているんですね。一人で住んでいるようで、実は関わり合っている。
若い人が、“地域の外”へ出ていってしまうことが問題となっていますが、小さな頃からこういった活動に触れていると、少し感じ方が違うかもしれないと思いました。それを「面倒」と思うこともあるでしょうが、その「面倒」の中に、安心や安全が含まれているのかもしれませんね。
ジブリの宮崎駿監督が、「面倒くさい」と何度も言いながら仕事をする映像(口を開けば、ってくらい頻繁に呟いていた)を見たことがあります。こんな卓越した人でも面倒だと感じながらもそれを超えて取り組んでるのか!と勇気を貰う一方で、丁寧さが必要とされることだったり、大事なことだったりは、簡単ではない面倒な作業の中にあるのかもしれないと感じました。
生活の様々な場面で素早さや、簡潔さを求められることが多い時代ですけど、お祭りなど、近くの人と触れ合ったり、団結したりする活動とも含めて、今の時代に即した形に変えつつも、良いものは継承していきたいものですね。