しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

治療者と患者から、人と人へ

スティングの合間に、元担当患者さんらを訪問。高齢の方も多く、ご健在か心配な方も見えたが、みな元気でホッとした。お茶とお菓子を頂きながら話をしていて、こういうのも良いなと感じた。

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リハビリのスタッフは、診療のシステム上、患者さんと過ごす時間が長い。人によっては、毎日1時間、週に6日接して、友人や家族以上に時を同じくする時もある。喜怒哀楽を共にするために、親しくなることが多く、年頃の治療者と患者で恋愛に発展することもあるとか、ないとか。

 

しかし、基本的に病院外や個人間での付き合いは禁止されていて、あっても年賀状のやり取りくらい。私も、「世話になったから」と食事に誘って頂いたことが何度かあったが、「ぐむむ…行きたいけど行けない…」と、お断りしていた。

 

 

仕事を辞めて、治療者と患者から離れ、人と人として話をして思うのは、こんな近い関係も良いなってこと。もちろん、企業の規則は大事で、守らなければならないことはあると思うけど、人との繋がりも大事にして良いと思うようになった。

 

 

当たり前だけど、患者さんには元々いた場所があって、病院にいた時とは表情も動きも、役割も何もかもが違う。患者さんにとっての“家”は、治療者にとっては“遠い場所”であるけど、相手の土俵に上がらなければ分からないことがあり、それを知るのは治療者としても必要なことだと思う。

また、私が、元・稲沢厚生病院の職員と知ると、「◯◯さんにお世話になった」と声を掛けてもらえることがとても多い。知り合いには、その感謝の言葉を代理で伝えるが、自分たちが“役に立っている”ことを知れるのは職員のやる気にも繋がる。

医療職は真面目な人が多く、仕事で燃え尽きてしまうこともあるのだけど、“自分たちの仕事が、相手の生活に及ぼす影響に気付ける”ことで、それを防ぐことにも繋がるのではないかと感じた。

 

 

 

私は、嬉しい時は嬉しい、悲しい時は悲しいと、感じたことをそのまま表してしまうことが多く、実習生の時によく怒られていた。一方で、人間味があって良いねと言われることもあり、「じゃあ、いっか」と反省せずに、更に怒られていた…(笑)。

仕事と私生活を分けたい、濃い繋がりは億劫と感じる人もいるだろうし、それはそれで良いと思う。ただ、人との繋がりを深めたり、地域に出て行くやり方もあって、人間味を持って仕事に取り組むのも、案外悪くないと病院の外に出て思いました。

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⬆リハビリ中にした「じゃがいもが好き」と言う何気ない会話を覚えていて、大量に芋を頂く。ありがたい。