北海道最終日は、小樽市。海岸線を走る列車で向かいます。
車窓から覗く海の景色がきれいでした。
北海道小樽市~市民と語る会~
初日に引き続き、議会改革に関する視察です。
小樽市は、年に1回、東西2か所に分かれて、議員と市民が、共通のテーマで語り合います。テーマは、ふるさと納税、観光、認知症事業、除排雪(北海道らしい)など。話し合い自体に加え、議員が資料の印刷から議事録の作成まで行なう姿勢も含め、好評を得ているそうです。
・今後の課題と展望。
仕事をする若い世代の来客を期待して平日夜(18時半~20時)の開催ですが、実際の参加者は8割近くが60代以上。Facebook、TwitterなどのSNSを用いても、若者の参加には至っていないようです。
稲沢市と同様、「参加したい」と思わせる魅力作り、動機付けには、どこの自治体も頭を悩ませていますね…。
一方で、築80年以上の歴史ある市役所の建造物を生かし、議場で音楽コンサートを開くなど、議会と市民の距離を縮める取り組みを実施。YouTubeでの議会生中継も始め、パワーポイント(プレゼンテーションに使えるパソコンソフト)の利用も検討されているそうです。
⬆後付けで議場後方にカメラを設置。これで生中継をしている。
多くの自治体が、問題意識を持って、前に進もうとしています。市の中では「当たり前のこと」でも、外に出てみれば「普通ではない」でも、それらの取り組み自体は難しいことではない。私たちにも、きっと出来るはずです。
私も、視察で得た外界の取り組みを参考に、井の中の蛙にならぬよう取り組んでいきます。
・終わりに。
視察に参加させて下さった市民の方々、応対して下さった自治体関係者の方々に感謝。
ちなみに、小樽市にゆるキャラはいないそうです。(気になって調べた/笑)ただ、非公式キャラが何体もいて、中でも「おたる運がっぱ」は人気抜群らしい。星の数ほどいるキャラの中で勝ち抜くのは大変なことだ…と、ゆるキャラ業界の闇?を垣間みました。