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しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

差別と不寛容:ヘイトスピーチ対策法

特定の人種や民族に対して差別的な言動を繰り返す“ヘイトスピーチ”が社会問題となっています。何年か前から見聞きするようになった単語ですが、列をなして排外的な主張を大声で叫び歩く姿は、聞く人の心を抉るようで、とても不快な気分になります。

これは言葉を用いた完全な暴力です。

子どもには見せたくない姿ですが、その大声で叫ぶ集団の中に子ども(中学生)が混じっているのを見た時に、事態の深刻さを知りました。

“カウンター”と呼ばれる、ヘイトスピーチに相対し止めるデモで人々は戦ってきましたが、今国会で「対策法」が通りました。抑止に向けての機運が高まることを期待します。

 

一方で、横浜市が実施した人権に関する調査では「20代の約4割が差別は仕方がない」と考えているそうです(80歳以上は2割弱で、年齢層が高いほどに差別への意識が高い)

それは現代の日本の学校空間におけるスクールカースト(学校内における身分制度)など、今の若者が差別を受けてきた実体験や、見聞きしてきた経験から来ているのかもしれません。

「普通にある、自分もされた、当たり前、だから仕方ない」と彼らには諦めにも似た無力感が漂っていて、「そんなことはない!」と反論したいけれど、妊婦さんへの嫌がらせ、うるさいと保育園の建設に反対する人、難民など、大人の社会にも差別や不寛容は蔓延しています。

 

大人がまず変わらないと、子どもの世界は変えられない。

 

 

子どもに対する人権教育も行われていますが、現状は花を育てるなど間接的なものに終始しています。

自分を大事にする経験を通して相手も尊重するような新たな展開に踏み出すべきなのではないでしょうか(ヘイトスピーチを教材として、見て感じた嫌な気持ちを話し合って人権を守ることの意味を確かめるなども必要かも)。

そうやって今までも委員会の場などで発言してきましたが、改めて声に出していきたいと思いました。

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