稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

「痩せメタボ」の危険:健康的な女子になろう

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国保新聞」と言う、

国民健康保険に関する話だけを書いている超マニアックな新聞があります。

私は国保の運営協議会委員(市議会から選出)なので、月に何回か頂きます。

これね、殆んどの人は存在すら知らないし、専門的な内容ばかりの記事なのですが、

私は、割と、おもしろがって読んでいます(笑)

医療の転換が見て取れて勉強になるんですねー。

 

その中に、「痩せ」も対策が必要と言う興味深い記事がありました。

人間ドックなどの検診は、生活習慣病や、それに繋がる肥満を検知するものなので、痩せ形の方は、検査から漏れてしまいます。しかし、非肥満者の女性の方が心血管疾患の発症割合が高いと言う研究結果が出たんですね。

 

今後、検診も「痩せメタボ」への対策と言う新たな視点が必要となってきそうです。

 

 

フランスでは昨年、痩せすぎのモデルを起用することを法で禁じました。

美しいの基準が、「痩せているか否か」になり、一般人が真似て拒食症になることを予防するためと思われます。

 

私の学生時代の友人にも、いつも「痩せたい」と言う子がいました。

私は、彼女の体型がちょうど良いと思っていたので、「今が理想的、そのままが良い」と伝えましたが、志向は変わりませんでした(イケメンが言ったら効いたのではないかと言う意見もありますが…笑)

 

そうなる要因の一つとして、「痩せ=かわいい」「痩せなきゃ愛されない」と言う価値観を、雑誌やテレビを含め様々な場面で受け取っているからだと思います。

そんなことは決してないし、周りの目や評価を気にして、過度なダイエットをするのは止めた方が良いと、病院で様々な女性を見て来た経験より私は思います。

 

この問題、男性側にも責任があると思いますし、新たな価値観として、痩せより、ヘルスィー女子(健康的な女子)をここ稲沢から発信!していきたいものです。

 

※ちなみに、国民健康保険の保険者は市であり(H30年からは県)、話し合いには専門的な知識が要求されるため、医療者として本協議会に携われたことを意義深く感じます。反対に、一般の方には難解過ぎて、話し合いになりにくいと言う難点もあると感じています。