金魚に見つめられつつ、視察最終日です。
←ちょっと、顔怖い…
柳井市は、「地域づくりの基礎は、健康であることから始まる」と、健康づくりに取り組んでいます。健康のために運動したい!方は多いと思いますが、やり方と頻度、続けられるかどうかで悩む人は多いと思います。それらを本事業はうまく突破しています。
【方法】
健康でいるためには運動習慣が重要な要素となりますが、ただ運動するのではなく、運動強度に着目。他所で行なわれた、生活の中で負荷のある運動を行なっている人は認知症になりにくかった調査(15年間、参加者を追跡して調査した研究)もあり、福岡大学と連携しながら、科学的根拠に基づいたプログラムを進めています。
と聞くと難しそうですが、①所得により制限を受けない、②考えてから5秒で取り組めるをモットーに、簡単で、かつ効果的な運動「スロージョギング」を提案しています。
天皇・皇后両陛下がやられている映像がTVで流れたことから認知度も上げっているそうですが、息を切らさず、汗もかかない、でも体には効く(運動強度が高い)運動になっています。
【頻度】
対象者に適した運動負荷を見定めるため簡易的な検査方法(血圧・血糖値などを計測)を開発。自身の状況を把握した上で、無理のない運動と先の目標を提供しています。
【継続】
レコーダを用いて運動結果が目で見えるようにしたり、スロージョギングしながら地域を回ったり、お茶したりするイベントの開催など、続けるための工夫が随所に。
健康事業は、高齢者の方が主体となりやすいですが、本事業は学校や事業所への波及も進めていました。子どもがやる気になり、親も巻き込んで運動する様子はとても良いと感じました(子どもの時の運動習慣は彼らが大人になってからも続き、彼らの子どもへ繋がることも期待される)
本事業は、前回議会で提案した健康寿命を延ばす取り組みの理想の一つに近かったです。みんなに健康でいてほしいので、稲沢市にも応用出来ないかなぁと考えています。
視察させてもらったいずれの事業も、行政が全てやるのではなく、ちゃんと線引きをして、市民や民間の力を借りながら進める方法が取られており、参考にしないと…!
(にこにこ健康づくりは事業開始からわずか2年で大きな成果を出している…)
最後に、行政視察をさせて下さった市民の方に感謝を。形に出来るよう頑張ります。