しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

しちおうの政策-こども

子どもを地域で支える仕組みづくり

先日、友人の職場を見学させてもらいました。 「児童発達支援」「放課後等児童デイサービス」に携わるLITALICOという会社で、 簡単に言うと、発達に遅れや凹凸のある子どもの学習支援や学童の場になります。 友人はそこの先生で、一人一人の成長に合わせて、…

稲沢市議会で登壇してきた〜熱中症編〜

前回の記事に続き、今回も登壇の報告をしますね。 子どもの熱中症対策について、軽いノリで振り返ってみましょう。 (しちおう) ・ 7月に愛知県豊田市で校外活動に参加した児童が、熱中症にかかって亡くなったよ。 この事故を受けて、小・中学校へのエアコ…

子どもの自殺が最も多い日「9月1日問題」を考える

日本は先進国の中でも抜きん出て自殺率が高いです。 一時期は一年間に3万人以上の人が自分で自分の命を絶っていました。 そして、その内の300人ほどは、子どもになります。 特に夏休み明けの最初の登校日になりやすい9月1日が最も多く、 最近になって「9月1…

稲沢 子ども食堂

給食が唯一の栄養源になっているような子どもがいて、夏休みなどの長期休暇中に痩せてしまうケースがあります。そんな子に向け安価で食事を提供する場を子ども食堂と言い、全国に広がっています。 稲沢市にも子ども食堂があって、主催は学校の給食のおばちゃ…

仕事ができて、子育てもできるのが当たり前?

第一生命経済研究所が、「出産を機に退職する女性は年間20万人いて、約1兆2000億円の経済損失になる」という試算を出しました。 仕事と家庭との両立が個人の責任問題で終わりがちな日本において、「両立ができずに片親が仕事を辞めざるを得なくなると結果的…

小・中学校の熱中症対策

連日、猛暑が続いている。 風鈴とか打ち水とか、日本らしい夏の乗り越え方はもう通用しないレベルだ。 身の危険を感じる暑さだと思っていたら、 実際に熱中症で亡くなる方が出てきた。愛知県内でも小学生が亡くなってしまった。 死亡の原因 引き金は、毎年行…

平成の寺子屋(仮)

暑い日が続いている。 そんな中、年齢や学区を超えて子どもたちと遊ぶ会があった。 仮称・平成の寺子屋だ。 【第一回目の様子はこちら】 前回来てくれた子が友達を連れてきてくれたり、 新たにお誘いした人が来てくれたりして、参加者は前回より少し増えた。…

大阪北部地震、稲沢市の小中学校のブロック塀は大丈夫?

大阪府北部を中心とする地震で小学校のブロック塀が倒壊。 小学生の女の子が亡くなるという痛ましい出来事がありました。 このことを機に全国の学校で調査が行なわれていて、 稲沢市の小学校、中学校と、通学路でもブロック塀の確認がされています。 建築基…

悲しい事件を、悲しみだけで終わらせないために

東京都目黒区で、5歳の女の子が親から虐待されて、殺された。 この悲しい事件が見た人の胸をより締め付けるのは、 “躾”と称して親が書かせた「彼女の手記」によるものだと思う。 手記には、両親に対して必死に許しを請う言葉が書かれていた。 それは、およそ…

家と学校に居場所がなくても

僕は中学と高校の一時、不登校だった。 その経験が与えた影響はとても大きくて、今の自分を形成する重要な要素だ。 だから、“良くないこと”と思われる不登校の経験を、僕は肯定的に捉えている。 ただ、当時の孤独は深くて、「家にも学校にも居場所が無かった…

子どもの登下校の安全をどうやって確保するか

新潟県で児童が殺害される悲惨な事件があった。 繰り返される同様の事件を防ぐために、全国で児童の見守りは行なわれているけれど、 どうしても集団下校の最後、自分の家まで帰る時は一人になりやすい。 加えて、スクールガード(児童の通学に大人が付き添い…

地道な活動はいつか実を結ぶ

僕は、小児がんに罹った子どもへの公的な支援について議会で取り上げてきました。 小児がんに罹り、抗がん剤治療をすると、 がんだけでなく病前に獲得したワクチンの抗体をも失われてしまうというものです。 これに対して、病後に再度ワクチンを打ち直す必要…

小学校で友達が出来なくても問題なさすぎる理由

昨日、近くの小学校の卒業式にお邪魔しました。 僕は中学での不登校やら転校やらで当時の友達が一人もいないけれど、 彼らにはたった一人だけで良いから、長く続く友達がいてほしいです。 ちなみに、僕が訪れた小学校の卒業生は2クラス45人。 稲沢は23の小学…

議会質問を終えた。ただの 抜け殻 のようだ。

議会での質問と提案を終えました。 毎度のことですが、今日に至るまでの担当課との打ち合わせという名のバトルに、 精神を削られまくって抜け殻のようです。。 報告に入る前に。 雨の中、傍聴に来て下さった方、ありがとうございました! 「仲間が見てくれて…

稲沢市の授乳室

質問です。 あなたが入りたいのは、左の授乳室?それとも、右の授乳室? 僕は断然、右! というわけで、市役所内の授乳室について考えています。 左が稲沢市、右が愛媛県松山市のものですが、雰囲気が違いますよね。 松山市は開口部が広く、ベビーカーも通れ…

公立中学校制服の値段問題

前回の投稿をSNSでもしたところ、保護者の方からたくさんの意見を頂いた。 意見の多くは、「制服など入学準備にかかるお金は高くて困った」というものだった。 数の多さからも、困っている人が多いのだと思う。 僕も将来こどもが出来て、この金額が請求され…

小中学生の子を持つ親御さんへ:入学にかかるお金調査

銀座にある公立小学校の制服が、アルマーニ製で高いと話題になっている。 じゃあ、自分の学校の制服はナニマーニ製で、いくらするのだろうか? 友人から、中学校の制服や体操服などの入学準備に20万円かかったと相談を受けた。 ・冬服(学ラン上下)、夏服(…

小児がんの治療が終われば、健常者と一緒?

稲沢市議のしちおうです。以前に、小児がんの子を持つ親御さんから相談を受けていると書きました。 shichioh.hatenablog.com 要点は、・がん治療を受けると、子どもが受けた予防接種の抗体が失われちゃう。その後に受ける予防接種は全額自費で負担が大きい。…

多様性を認めない学校は滅びる:「黒染め強要問題」

稲沢市議のしちおうです。 高校生が学校から黒髪を染めるよう強要され、不登校になったニュースを見ました。 ■ニュースの概要 大阪府立高校の生徒が、生まれつき茶色い頭髪を黒く染めるよう学校から強要され精神的苦痛を受けたとして、大阪府を相手取り損害…

小児がんの治療によって予防接種の抗体が消える?

9月頃より、小児がんの子を持つ親御さんから相談を受けている。 「抗がん剤治療を受けると、過去に受けた予防接種の抗体が消えることがある。再接種は実費費用となるため、市による助成をしてもらえないか?」とのことだった。 再接種の費用は自費。 抗がん…

二人目を産むための高いハードル「育休退園問題」

先日、同年代の市民の方から、育休退園についての悩みごとを伺った。 育休退園と言うのは、「子どもを保育園に預けている親が、新たに子どもが出来て育休を取ると、預けている上の子どもを退園させなければいけないルール」だ。下の子が生まれて育休を取るな…

苦手なピーマンを食べさせられて、苦手になった話:我慢大会はもう止めよう。

私は子どもの頃、ピーマンが苦手だった。 給食にピーマンが出ると決まって居残りさせられて、みんなが掃除している中、ピーマンと格闘していた。 教員は、苦手なピーマンと格闘すれば、戦友になって食べられるようになるとでも思っていたのだろうか。あいに…

死ぬほど学校に行きたくない時にとる方法。

毎年、この時期になると考えることがある。 それは、子どもが最も自殺する日である9月1日を迎えるからだ。 子どもの自殺する日は、夏休み明けと新学期前後に集中している。長期休暇で苦しい場所から逃れられたのに、また同じ場所へ戻ることになるからだろう…

昔と今とでこんなに違う、子育ての常識

稲沢市議会議員のしちおうです。 三世代同居をしている友人から、嫁姑問題に直面しているとの報告を受けました。 話を聞くと、どうやら「祖父母世代の子育ての常識」と、「今の子育ての常識」との間にずいぶんギャップがあるらしい。具体的には、“抱っこ”は…

稲沢市の子ども食堂スタート。

稲沢市で、おそらく初めての子ども食堂が開催されました。 【過去記事−子ども食堂調査 第一弾・春日井市−】 【過去記事−第二弾・大府市−】 主催は、稲沢市で学校給食員として働く方々で、稲沢市社会福祉協議会を借りて実施。季節の野菜を使ったカレーライス…

学ぶためではなく、働くために大学へ行く現実。

持続可能な地域を作るヒトを育てる「政策塾」の第2回講座に参加しました。 shichioh.hatenablog.com 大学に通う意味。 今回のテーマは、“人口減少社会における、子育て支援と学校教育”でした。 講義のディスカッションの中で、県外から愛知へ学びに来ている…

子どもはいつ、何をキッカケにして、自分の仕事を決めるのか。

世の中には、たくさんの仕事があります。 時代と共に減り、あるいは無くなる仕事がある一方で、新しく作り出されるものもあります。今では、子どもたちの人気職業であるYouTuberなんて良い例ですよね。しかしながら、数多くある仕事の中で、いざ就職しようと…

あなたとの出会いを待っている人がいる。

新しい年度が始まった。 昨年度、最後の公務は保育園の卒園式で、地域の代表として祝辞を述べた。私は、こういうお堅い場での挨拶が苦手だ。性格なのか、場の空気が重いほどに笑いをとりたくなる習性がある。そして、始末が悪いことに、だいたいの場合スベる…

何をやってもダメ?〜学習支援のもう一つの効果〜

生活困窮者自立支援法(生活保護を受給するなど、経済的な理由で困っている方への支援策)の施行により、各自治体が取り組み始めた“学習支援教室”。 稲沢市では、“ブリッジルーム”の名で昨年から開始。教員OBの方らが、中学生の勉強を教えており、何度もブログ…

もうひとつの卒業式

今日は中学校の卒業式。 たくさんの子どもが泣いていて、「私も別れがつらくて泣いたっけ、あの時は純粋だったなぁ…」と回想したかったのだけど、そういえば、私、不登校で卒業式出ていなかったです。 冒頭、本日出席した中学校にも、不登校の子がいくらかい…