稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

しちおうの政策-こども

稲沢市で生後2ヶ月の子どもが、虐待死疑いと報道されたことを受けて

稲沢市議会議員のしちおうです。 10月22日に稲沢市祖父江町で生後2ヶ月の子どもが亡くなり、「虐待の疑いがある」と報道がなされました。 経緯 10月20日:生後2カ月の子どもが意識不明となり救急搬送。 10月22日:死亡が確認。病院から連絡を受けた一宮児童…

中学校の授業で使う柔道着をリユース!

稲沢市議会議員のしちおうです。 3月議会への準備が本格化する中、友人が市役所を訪問。 子どもが使っていた柔道着を手渡してくれました。 …あ、いや、ぼくのじゃないですよ? 2020年になったし、東京オリンピック目指すか!ってわけではなくて、 稲沢市の中…

キャリア教育。

稲沢市議会議員のしちおうです。 年度末になって、役所の来年度予算案が出され、議会への説明が始まりました。 ・予算審議の流れ 1月に「こんな感じの予算になりそう」という大まかな話があり、2月に原案を確認、そして3月議会で審議され、決定したものが4月…

小児がん等の支援政策をまとめてもらいました。

稲沢市議会議員のしちおうです。 2017年に小児がん等の治療によって予防接種の抗体が失われた子に対して、ワクチンの再接種費用を助成することを提案しました。結果、2018年から稲沢市で助成が開始されたのだけど、その活動を見て下さった方が、その顛末を記…

子どもの登下校の安全をいかに守るか。

稲沢市議会のしちおうです。 はじめに。 今任期最後の一般質問を終えました。 すべての議会で登壇することを目標の一つに掲げて、 市議会最多タイの16回連続登壇を無事に達成できて良かったです。 これも議会を傍聴したり、録画中継や議会だよりを見て下さっ…

稲沢市の小学校に子どもを通わせている保護者の皆様へお願い。

稲沢市議会のしちおうです。 任期最後の議会で「子どもの登下校の安全をいかに守るか」をテーマに討論します。 愛知県の不審者情報(声かけやつきまとい等で警察に寄せられた情報のみ)は、 平成28年 719件、平成29年 863件、平成30年 1,117件と年々増加。 …

川崎市で起きた凄惨な事件から。

稲沢市議会のしちおうです。 昨日、小学校の先生や保護者の方などと話す機会がありました。 話になったのは、川崎市で起きた児童らの殺傷事件で。 5月28日、川崎市の路上で11歳の女児と39歳の男性が刺されて死亡、児童16人と女性が重軽傷を負った。容疑者の5…

稲沢市の制服リユース。※加筆修正

【お問い合わせを頂き、5月16日に加筆修正】 稲沢市議会のしちおうです。 6月16日に、中学校の制服の譲渡会があります。 以前に中学校の入学にかかる費用が高額であること、保護者の経済的な負担が大きいことの相談を受けて、市内の業者の価格調査や市外との…

児童虐待に対する、しちおうのスタンス。

稲沢市議のしちおうです。 先日、児童虐待に関する投稿をSNSでもしたところ、 多くの方から反応を頂きました。ありがとうございます。 頂いた意見を読み、返答していく中で、 自分自身の児童虐待に対するスタンスを考えていました。 ちょっと整理して記しま…

いなざわ子育て応援アプリ「すくすくいなッピー」

稲沢市議のしちおうです。 稲沢市が子育て支援の一環として、アプリをリリースしました。 このアプリを使えば子育て情報が得られやすくなるという触れ込みでしたが、 実物は市役所ホームページをアプリ上で表記しているに近く… 案の定、苦情が殺到。 今のと…

児童虐待を防げ。

稲沢市議のしちおうです。 本日の議会で児童虐待について取り上げました。 稲沢市の虐待件数は、平成27年に88件、28年に102件、29年に129件と年々増加。 今年度も同等の水準か、過去最多を更新する勢いだそう。 通報に至っていないケースも含めると、実数は…

次の議会登壇は3月8日!

稲沢市議のしちおうです。 市役所の予算などを審議する「3月議会」が始まりました! さらに、議会には稲沢市の取り組みについて質問や提案ができる機会がありまして、 僕は毎回登壇しています。 そんな質問王を目指す・しちおうの今回のテーマは、 デジタル…

防災無線で子どもの登下校を守ろう!

稲沢市議のしちおうです。 子どもが登下校の際に不審者に連れ去られる事件を時折ニュースで目にします。 幸いなことに稲沢市ではそのような事件はありません。 しかし、いつ起きるか分からない。 そんな痛ましい事件を防ぎたい、自分たちの子どもを守りたい…

SNSによるいじめは、子ども達だけの問題?

稲沢市議のしちおうです。 犬山市議会の方々に声をかけてもらって、仕事終わりに勉強会へ行ってきました! テーマは、SNSによるいじめの現状です。 関心のあるテーマだったので、勉強会で学んだことに加えて調べたことをまとめます。 2017年に全国で起きたネ…

脱シルバーデモクラシー!0〜17歳の子どもへ向けた施策を。

稲沢市議のしちおうです。 新年早々、東京へ出張してきました。 内容は、20代で当選した議員や、主権者教育に関わる若手で集まり、 これからの日本の未来を話し合う会議です。あ、もちろん、自費で来ています。 日本ではシルバーデモクラシーという言葉に代…

稲沢市のアクティブラーニング〜ふるさと新発見学習〜

稲沢市議のしちおうです。 教育委員会の新たな取り組み「ふるさと新発見学習事業」の発表会がありました。 なんなのそれーと思う方が多いと思いますが、 それもそのはず。3年前から始まった新しい事業で、 稲沢市立中学校に通う児童が、稲沢市の課題や日常の…

地方から国を動かす〜初めて意見書を出した話〜

稲沢市議のしちおうです。 以前に、小児がん等の子どもが抗がん剤などの各種治療を受けた時に、 定期予防接種で獲得した免疫が失われる問題を取り上げました。 昨年の12月に稲沢市議会の中で問題提起したところ、 市長、市役所が動いてくれて、今年4月より再…

縦割りになりがちな行政を救うのが議員の仕事?

以前に保育園の運動会が雨で中止になるの何とかならんのか問題を取り上げました。 運動会は園児だけでなく保護者も楽しみにしていて、 それを知っているが故に先生もなんとか開催したいという気持ちが強まります。 結果、荒天時に開催するか・しないかの判断…

子どもを地域で支える仕組みづくり

先日、友人の職場を見学させてもらいました。 「児童発達支援」「放課後等児童デイサービス」に携わるLITALICOという会社で、 簡単に言うと、発達に遅れや凹凸のある子どもの学習支援や学童の場になります。 友人はそこの先生で、一人一人の成長に合わせて、…

稲沢市議会で登壇してきた〜熱中症編〜

前回の記事に続き、今回も登壇の報告をしますね。 子どもの熱中症対策について、軽いノリで振り返ってみましょう。 (しちおう) ・ 7月に愛知県豊田市で校外活動に参加した児童が、熱中症にかかって亡くなったよ。 この事故を受けて、小・中学校へのエアコ…

子どもの自殺が最も多い日「9月1日問題」を考える

日本は先進国の中でも抜きん出て自殺率が高いです。 一時期は一年間に3万人以上の人が自分で自分の命を絶っていました。 そして、その内の300人ほどは、子どもになります。 特に夏休み明けの最初の登校日になりやすい9月1日が最も多く、 最近になって「9月1…

稲沢 子ども食堂

給食が唯一の栄養源になっているような子どもがいて、夏休みなどの長期休暇中に痩せてしまうケースがあります。そんな子に向け安価で食事を提供する場を子ども食堂と言い、全国に広がっています。 稲沢市にも子ども食堂があって、主催は学校の給食のおばちゃ…

仕事ができて、子育てもできるのが当たり前?

第一生命経済研究所が、「出産を機に退職する女性は年間20万人いて、約1兆2000億円の経済損失になる」という試算を出しました。 仕事と家庭との両立が個人の責任問題で終わりがちな日本において、「両立ができずに片親が仕事を辞めざるを得なくなると結果的…

小・中学校の熱中症対策

連日、猛暑が続いている。 風鈴とか打ち水とか、日本らしい夏の乗り越え方はもう通用しないレベルだ。 身の危険を感じる暑さだと思っていたら、 実際に熱中症で亡くなる方が出てきた。愛知県内でも小学生が亡くなってしまった。 死亡の原因 引き金は、毎年行…

平成の寺子屋(仮)

暑い日が続いている。 そんな中、年齢や学区を超えて子どもたちと遊ぶ会があった。 仮称・平成の寺子屋だ。 【第一回目の様子はこちら】 前回来てくれた子が友達を連れてきてくれたり、 新たにお誘いした人が来てくれたりして、参加者は前回より少し増えた。…

大阪北部地震、稲沢市の小中学校のブロック塀は大丈夫?

大阪府北部を中心とする地震で小学校のブロック塀が倒壊。 小学生の女の子が亡くなるという痛ましい出来事がありました。 このことを機に全国の学校で調査が行なわれていて、 稲沢市の小学校、中学校と、通学路でもブロック塀の確認がされています。 建築基…

悲しい事件を、悲しみだけで終わらせないために

東京都目黒区で、5歳の女の子が親から虐待されて、殺された。 この悲しい事件が見た人の胸をより締め付けるのは、 “躾”と称して親が書かせた「彼女の手記」によるものだと思う。 手記には、両親に対して必死に許しを請う言葉が書かれていた。 それは、およそ…

家と学校に居場所がなくても

僕は中学と高校の一時、不登校だった。 その経験が与えた影響はとても大きくて、今の自分を形成する重要な要素だ。 だから、“良くないこと”と思われる不登校の経験を、僕は肯定的に捉えている。 ただ、当時の孤独は深くて、「家にも学校にも居場所が無かった…

子どもの登下校の安全をどうやって確保するか

新潟県で児童が殺害される悲惨な事件があった。 繰り返される同様の事件を防ぐために、全国で児童の見守りは行なわれているけれど、 どうしても集団下校の最後、自分の家まで帰る時は一人になりやすい。 加えて、スクールガード(児童の通学に大人が付き添い…

地道な活動はいつか実を結ぶ

僕は、小児がんに罹った子どもへの公的な支援について議会で取り上げてきました。 小児がんに罹り、抗がん剤治療をすると、 がんだけでなく病前に獲得したワクチンの抗体をも失われてしまうというものです。 これに対して、病後に再度ワクチンを打ち直す必要…