稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢市の福祉課題を解決する専門集団・稲沢リハネット

昨夜、稲沢市で働く理学療法士作業療法士言語聴覚士からなる

稲沢リハビリテーションネットワークの会合がありました。

 

以前からブログでも紹介していた本団体の活動ですが、最近は「転倒予防」や「認知症予防」をテーマに、地域の高齢者サロンで講師を務めるなど活動が広がってきました。

 

昨夜は最近の活動報告や、今後の展開についての話し合いがメインで、

参加者が増えてきたこともあり、「何年後に、どのような稲沢市の姿を目指すのか?」リハネットのビジョンを今一度みんなで共有しようという話になりました。

 

僕からは稲沢市の福祉課題をお伝えし、各自持ち帰った上で、

次回リハビリテーション専門職の強みを生かしていく話し合いを進めていきます。

 

 

議論はその後の居酒屋でも続き、終わったのは日付が変わる間近…(笑)

メンバーはみんな熱い人ばかりで、僕は勉強させてもらうことばかりです。

 

 

ちなみに、12月1日には稲沢市認知症にまつわる集まりがあります。

有名な先生が講演されるので、興味のある方は是非!

僕も行く予定ですが、事前申込が必要なので、詳細は以下のリンクをご参照下さい。

 

稲沢市市制60周年記念 NHK厚生文化事業団フォーラム

 「安心が安全につながる地域を目指して」

 平成30年12月1日(土) 午後1時から午後3時30分

 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館) 中ホール

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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縦割りになりがちな行政を救うのが議員の仕事?

以前に保育園の運動会が雨で中止になるの何とかならんのか問題を取り上げました。

運動会は園児だけでなく保護者も楽しみにしていて、

それを知っているが故に先生もなんとか開催したいという気持ちが強まります。

 

結果、荒天時に開催するか・しないかの判断で悩み、

始めたは良いが途中で雨が降ってきた際に中止する判断が遅れることがあります。

 

僕が議員になってからずっと保育園の運動会は雨(恐ろしいほどの雨男・しちおう)

天候に左右されなくなる方法や、

早めに判断が出来るようになることでみんなの負担を減らせる案を考えていました。

 

  

まず、一つ目の案は、小学校の体育館を借りること。

稲沢市の一部の保育園は、小学校の隣りに位置しています。

その立地条件を生かし、雨天時に一部競技だけでも小学校で行なう提案をしました。

 

環境が変わることで子どもが混乱する(園庭に置いた白線などの目印が無くなるため、練習通りにいかなくなる)、小学校に園児用のトイレが無いなどの課題もありますが、実際に取り組んでいる地域もあります。

この方法であれば、雨天時に延期することも無くなるため、皆の希望に添えます。

 

もう一つの提案は、災害に備えて市役所が導入したウェザーニューズ社(気象予報などを行なう民間企業)の情報を全ての課で共有することです。

これは台風の進行や雨雲の状況などがピンポイントで分かるものですが、担当課しか活用していなかったので、運動会の判断で迷った際に情報提供することを提案しました。

今後は少しだけ判断が付きやすくなるかもしれません。

 

 

一つ目の提案に関係するのは保育課と教育委員会

二つ目の提案に関係するのは保育課と危機管理課です。

このように複数の課が協力することは稀で、よく縦割りの弊害と言われます。

 

これに対し「行政は縦割りでダメだ!」と言うのは容易いけど、何も解決しません。

だから最近は、すべての課を相手にしている議員が、「A課とB課が協力すれば、より良い事業になる」と繋げることが大切な仕事と思うようになりました(それまでは、プンプン怒っていた)

 

これからも縦割りの行政に横串を刺しまくって連携させていけるよう頑張ります!

 

以上、ちょっとした経過報告でした。

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稲沢市で視覚障害者の方への歩行訓練が始まりました

稲沢市は、平成29年から視覚障害者の方に対しての歩行訓練を始めました。

専門家(視覚障害リハビリテーションワーカー)を派遣して、白杖による歩行訓練等の日常生活動作訓練を実施。対象者の自立歩行を促し、生活の質の向上を図っています。 

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日常生活で、常に誰かの手助けを必要とする状態から、

一人で、いつでも、安全に外出できることはとても大きな一歩になります。

 

さらには、地域参加や就労のチャンスも見えてくるかもしれません。

 

視覚障害者の方が駅のプラットフォームから転落する事故も社会問題化していますし、

安全に、安心して、生活できるようにソフト面の整備も進むと良いですよね。

 

ちなみに、稲沢市のこの制度は尾張地方では初めての取り組みになります。

まだ独歩に至るまでの成果は出ていませんが、僕はこのような人の生活が豊かになる施策を応援しているので、これからの展開に超期待しています。

 

 

視覚に限らず、中途障害者の方の外出支援がもっと進むと良いですし、

障害があっても生活し続けられるよう施策の充実に努めていきます。

 

 

・おまけ

稲沢市で福祉に携わる人が集まる・福祉まつりが先日行なわれ、

視覚に障害のある知人が音声補助付きのパソコンで文字入力の実演をしてくれました。

たとえば、「志智」だと「こころざしの志、ちえの智」のように、

音でどんな文字がパソコン上に書かれているか教えてくれます。

 

そして、この機械以上に驚いたのは、

周りが騒がしくてパソコンの音声が(僕は)聞き取りづらかったのですが、実演をしてくれた視覚障害者の方はしっかりと聞こえていたことです。視力を補うように、聴覚が鋭いんですね。すごかったー。

 

さまざまな背景を持つ人と実際に接しながら、

できること、できないことを学びながらこれからの施策に生かしていきたいです。

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