稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

災害の備え

ニュースの画面を開く度に、西日本豪雨の影響で亡くなられた人の数が増えている。

「災害はいつも突然起きる」と、何度思い知らされれば、僕らは備えることができるのだろうか。

 

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げると共に、

一刻も早い復興と災害関連死が起きないことを心より祈る。

 

 

そして、自分にできることは何かと考える。

まずは、自分自身が被災者とならないように備えること。

もう一つは、市民の代表者たる議員としての役割についてだ。

 

図らずも今日・明日と東京で開かれている研修会に参加しており、

「災害時の議会の対応」という講演があった。

講師は熊本市長の大西一史氏で、熊本地震が起きた後の現場の混乱を教えてくれた。

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市民、職員の安否も分からぬまま、被災の対応に追われる日々。

情報が錯綜する中で、SNSで市公式の情報を発信するなどしたらしい。

 

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議員の中には自らが被災し、

公園にテントを張って何週間も過ごしたり、

特別な対応が必要な人と一緒に寝るなど地域住民のために動いたりしていたとのこと。

その中で行政と議会の情報を共有しやすくする仕組み作りをするなど、

走りながら最善の道を探っていったと聞いた。

 

熊本地震東日本大震災阪神淡路大震災

僕らはそれらの前例から、少しでも被害を抑える策を学ばないといけない。

たとえば、議会で言えば今の内に「災害が起きた時のルール作り」をしておくべきだし、僕も現場では市民と行政との橋渡しの役割が求められる。

そして、刻一刻と変化する状況で「情報が無い」のは適切な支援を阻み、市民の不安を煽ってしまう。SNSを用いて現場の状況や被災地に足りないものを逐一発信する役割も果たしていけると良いと感じた。

 

 

 

危機感を持っている人と連帯して、

自分や周りを助けるために、少しずつ取り組んでいきたい。

(学校に泊まる避難所体験も出来ると良いのだけどなぁ…)

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しち おう/志智 央
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偏見や差別を乗り越える方法

たとえ多くの時間を共有しても、

たとえ血を分けたとしても、人と人とは違う。

 

世界はそれほど多様で、同じ人なんて有り得ないのに、

僕らは人との違いを時に受け入れられず、遠くに置こうとしてしまう。

 

日本における外国人、

病人、障害者、それら全てのマイノリティー。

 

自分の中にも一つは必ずある少数派な部分を棚に上げて、

他人のマイノリティーに敏感になり、

自分自身がマイノリティーになることを恐怖している。

 

 

かく言う僕も、

多数派ではない人たちを見た時に、一瞬引いてしまう時があり(僕も相当マイノリティーな部分を持っているのにね)、そんな自分が嫌だった。

 

どうすれば良いか考えて、僕が辿り着いたのは、

彼らと実際に接して、理解して、慣れていくことで、

自分の中で彼らを普通にすることだった。

 

 

僕が引いてしまっていた原因は、どう接して良いか分からなかったから。

だから、知って、分かれば、変わっていける。

そして、僕らは人との違い同じを知るために、コミュニケーションをとれる。

分からなければ、近付いてみればいいのだ。

それでいいのだ。とバカボンのパパ風に思った。

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僕が、LGBTはじめ多様性について関心を持っている理由の一つだ。

その取り組みの一部が、以前に告知したLGBTの勉強会になります。

興味のある人は是非、7月29日に一緒に考えてほしいです!!

 

 

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人の耳は、言葉と音を聞き分けられる

人を励ます時にかける言葉の中で、

最もメジャーなのは「頑張って」だと思う。

 

「もう頑張っているのに、これ以上なにを頑張れば良いの?」と、

この言葉を嫌う人もいるけれど(実際にそう言われたことがある)、

僕はこの言葉に含まれた「君を言葉だけでも良いから後押ししたい」という気持ちに単純に励まされるから好きだ。

 

しかし、ある時、

人から「頑張って」と言われたのに、全く響かなかったことがあった。

 

なぜ響かないのだろう?と不思議だったのだけど、

しばらく考えた後に出た答えは簡単で、

その人が僕にこれっぽちも「頑張って」と思っていなかったからだった。

 

 

好きな言葉も、気持ちが入っていなければ通り過ぎるだけで、

「が」と「ん」と「ば」と「っ」と「て」で構成されたただの音なのだと感じた。

 

どんな言葉を用いるかももちろん大切なのだけど、

それ以上に重要なのは「どんな思いを持って、その言葉を使うか」なのだと思う。

 

外国語を使う人や耳が聞こえない人と、

言葉自体が理解できなくても通じ合える時はあるものね。

 

 

人の耳は、頑張ってとガンバッテを聞き分けられる。

僕も、言葉を発する時には、どんな気持ちを込めるのか気にしたいと思った。

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