稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

12月12日、しちおう登壇

稲沢市議のしちおうです。

年内最後の議会がスタートしました。

 

私は、今回も一般質問※に登壇します。

※一般質問:行政の行なうことについてアレコレ質問できる。持ち時間は一人60分。

 

テーマは、①認知症に対する取り組みと、②小児がんの予防接種費用の助成です。

①は先日視察させてもらった「認知症を早期発見・早期治療するための専門チームの導入」と、認知症を社会全体で支えていく方法について話します。

shichioh.hatenablog.com

 

②は小児がんの治療後に予防接種が失われてしまった子に対して、再接種時の費用を助成することで子ども・子育て世代の支援をしませんか?と問います。

shichioh.hatenablog.com

 

 

両テーマとも、ブログで述べていたことがベースになります。

普段から行なっている研究調査をどうやって議会という場で生かすか、また普段の調査研究がどう施策に結び付くかを見て頂けたらと思います。

丁寧に説明・質問しますので、是非見に来て下さいね(^^)

 

 

日時:12月12日(火)10時30分〜11時30分

12日の2番手に登壇するので、1番手の終了時間によっては早めに登場します。10時15分〜11時30分で見に来てもらえると間違いなく聞けると思います。

 

場所:稲沢市役所4階 傍聴席

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しち おう/志智 央
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認知症は不便だけど、決して不幸ではない

稲沢市議のしちおうです。

私は以前に稲沢厚生病院という総合病院に勤めていました。自閉症など発達障害の子どもも見ていましたが、訪れる多くは高齢者。脳卒中や骨折等の整形外科疾患を主に担当する一方で、「認知症」を伴う方も相当数見ていました。

 

診断名として認知症が付いている人もいれば、別の病で入院したのをキッカケに医療者が異変に気付くこともしばしばありました。

 

他の患者さんのご飯を食べてしまったり、気付いたら全然違うところのベッドで昼寝していたり、廊下の床で逆さにしたゴミ箱に座って発見されたり、今思うと良い思い出ですね(^^)

 

 

認知症に対して一番重要なのは、早期に発見して、早期に適切な治療を開始することですが、周囲が異変に気付くのは難しいことです。特に、「認知症である」と本人も周囲も認められない、あるいは認めたくないという思いが先行して発見を遅らせています。

 

 

 

私も同じ立場であったら言えないかもしれない。もしかしたら、隠し通せるところまで隠してしまうかもしれない。

でも、認知症であると公表することで生きやすくなる人もたくさん見てきました。何に困り、どんな助けが必要なのかが明確になると、周囲は手を差し伸べることができます。公表することで徘徊した時に近所の人が声をかけてくれたり、買い物の際に店員がサポートしてくれたりしたケースもあります。

 

 

認知症の治療法だけじゃなくて、認知症を問題としなくなるような社会への転換も進めたい。気軽に言い合えて、「あ、そうなんだ。でも大丈夫だよ」と言える世の中であってほしい。それは、認知症に限らず他の悩みごとも、ささいなことにしていく力があると思います。

 

 

 

認知症になると不便だけど、決して不幸ではないと、思えるような社会にしていきたいですね。

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行政と市民との間にあるとんでもない距離

稲沢市議のしちおうです。

私は定期的に駅や交差点に立っています。

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雨の日もね。

今朝は市役所の前にいたのですが、しばらくすると交差点に人、人、人!

 

あっという間に蛍光色のジャンパーを着た面々に取り囲まれ、警察(!)まで合流。

しちおう、捕まるのか?なにも悪いことしてないのに!?

 

と思いきや、今日はゼロの日※でした。

※交通死亡事故0を目指す日。各地で交通の取り締まりや啓発キャンペーンが行なわれる。

 

たまに私が街頭に立つ日とゼロの日がかぶって、交差点に蛍光色の人々と警察と本人たすきが溢れる時があります。これがまた、結構シュールな光景でして、割と楽しいです。ちなみに、警察官の方は私と目を合わせようとしません。何故だかは分かりません。

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不審者として捕まらないだけ良しとする。

 

パブリックコメントに対するSNSの反応。

さて、パブリックコメントだ。 

shichioh.hatenablog.com

 

SNS上でパブリックコメントの募集を告げてみた。反応を一部抜粋して見てみよう。

パブコメってなに?

いやもうそうだよね。まずパブコメって何か分からないよね。

新手のお米じゃないよ。パブリックコメント。意見公募のことだよ。

 

そして、一番多かったコメントがこれだ。

 

・意見を言いたい人が尻込みするような意見の集め方w

簡単に意見が言える環境だったら、たくさんの人が興味を持つし、いろんな意見の中で最も支持される方法を選択できる気がする。

 

・見てみたけど、提出する気が起きなかった。

きっちりしていても、分かりにくくては意味がない。ウェブ上で提出できるフォームがあると良いのに。

 

ですよねー。。

「意見ちょうだい」と言う割に、意見を出すためのハードルが高すぎる。

相当な熱量、あるいは知識がないと提出できない仕組みになっていて、「広く、市民の声を受け付ける」という本来の目的に適っていない。

 

市民に意見を求める意味。

問題の根っこは、「正しい政策にするために、広く意見を取り入れよう」ではなく、「パブリックコメントをやらなければならないからやる」になっているからです。

「ある特定の性別・年齢層の方だけの意見になりがちな政策に、多様な意見を取り入れたい」という当初の目的を忘れ、手段であるはずのパブリックコメントをこなすだけになっている。

 

私がなぜ前回のブログにパブリックコメントの説明を書いたかと言うと、

行政の説明文だけでは友人に「書いて」ととても言えないような内容だったからです。

自分だったら嫌だもん。こんなの読めない。

 

それが平気で出来てしまうのは、市民と行政との間に相当な価値観の隔たりがあるからだと思います。

私はそれがとても悲しいです。

 

まず僕らから市民に近付こうよ。

とまぁ、不満ばかり言っても好転しない改善策を考えてみる!

まずタイトルだ。

稲沢市|「市有地B街区活用に関する基本方針(案)」パブリックコメント募集

 

 

 

 

どこやねん、B街区て

 

いかん、いきなりタイトルでつまづいた…

分からないでしょう…B街区って。場所を地図で示して、「市有地を有効活用するために市民の意見を募集しています」で良いんじゃないかな。

 

 

30ページ近くあるその後の文章構成も、背景から議論の経緯、そして結論になっていて、途中から何を聞かれてるのか分からなくなります。

聞きたいことは、「駅前一等地にある芝生広場を、有効活用しましょう。行政が考えた案は三つ(スポーツ施設、学校、文化施設)ですよ。どう思いますか?」でしょう?

ならば、結論から書く(基本方針の部分)

これなら、2〜3ページで終わる。

そして、もっと知りたい方向けに添付資料として経緯を載せれば良い。

 

 

 

以上のことを担当課に伝えました。

また、パブリックコメント自体を担当する部署に、①平易な言葉で書く、②結論を先に書いて後は添付資料にする、③意見を送るためのフォーム※を作ることを要望しました。

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※こんなやつ(山県市のを引用)

 

 

今回のパブリックコメントは、市民の方々にご迷惑おかけします。申し訳ありません。

改善に向けて取り組んでいきます。

 

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