稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

9月14日議会登壇:今回のテーマは?

9月議会が始まりました。

今回の※一般質問の登壇者は以下の通り。

※一般質問:市政全般について議員が行政に対して自由に質問できる場。

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私は最終日14日の二番手なので、10時40分〜11時40分頃になると思います(一番手の登壇時間次第で多少前後はします)

 

鉄道高架

今回のテーマは、①国府宮駅名鉄本線の高架化について、②がん検診の受診率向上策の二本立てです。

稲沢市は渋滞緩和とまちづくりのために、駅と鉄道を道路上に持ち上げる計画を検討しています。渋滞は人によって「この道混むわー」という感覚が異なるため、踏切の遮断時間や停滞する車の数を根拠にどれだけ渋滞が多い町なのかを示していきます。

 

本事業は完成に30〜40年かかる予定ですが、その時人口は3割減少している見込みで、働き方も自宅勤務が増して運転者の実数が減る可能性があります。

さらに、自動運転や踏切・信号・車がネットで繋がるIoT技術、新たな移動手段の発明(人を運ぶドローン)など、技術の進歩で渋滞自体なくなるかも。

 

長い月日と数十〜数百億円の費用をかけて出来た時、そこに渋滞は無かった…みたいなホラーにならないか、議論していければと思います。

 

 

街歩き含め、過去4回分のまちづくりミーティングは、この日のために行なってきました。集大成ですね。みんなの意見、代表して持っていくぜ(^^)/

 

ちなみに、ビジュアル的に分かるよう、得意のパネルも登場予定です(国会答弁で使われるような図などを示したパネル)。おそらく、今回の事業について最も詳しく迫ると思います。多くの方に聞いてほしいです。

【過去記事−以前にパネルを使った時−】

 

傍聴者がいると、力200%でやれるので、

14日の10時40分頃、市役所4階の傍聴席まで是非!!

事前申込不要  ※車椅子の方のみ準備のため事前申込お願いします。

 

しち おう/志智 央
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旧祖父江支所の跡地利用:あまりの価値観の違いに立ち尽くした件。

稲沢市の西部、祖父江町(支所跡地)に新しい公共施設を作る話があります。

先日、住民説明会があり、紛れ込んで話を聞いてきました。

shichioh.hatenablog.com

 

結果から言うと、すごい違和感を抱いてモヤモヤ。理由について考察します。

①アナウンスの仕方。

まず、アナウンスが近隣の方への回覧板(!)のみ。

アパートに住む私(回覧板が来ない)は直前まで説明会の存在を知りませんでした。

同じ方がいるだろうと、せめてHP等で告知するよう事前に伝えましたが、「現状で充分」との返答。回覧板ってそんなに万能だっけ?と思いつつ、“近隣以外の市民”も建設費を負担するのに、できる限りの告知をしないのはオカシイと感じました。

 

稲沢市は地域ごとの分断があるとよく言われるのだけど、行政の手法がそれを助長しているように思いました。

 

②議論のプロセス。

説明会は、行政が立てたプランのお披露目会の様相で、「どうせ何を言ってもプラン通り進めるのだろう」という諦めの意見が会場から出ました。

次第に、住民側も「大きなプールが欲しい」「劇場を付けて」「小中一貫校作って」と要望合戦に…

最後は「とにかく、豪華な施設を作ってほしい」という意見が出てきて、自分や家族らのお金で作ることを忘れていないかと脱力。。

 


→結果ではなく、過程への市民参加が必要。

今の施設利用率、将来の人口から予測する利用者数、そこから算出される施設面積、行政が使えるお金等をオープンにすれば、みんな思考してくれるし、少なくとも夢のような話から、身の丈に合った話にはシフトしてくれていたと思う。


稲沢は公共施設数が多く、維持管理に苦労している分、職員と住民の意識は高いと思っていました。

でも、違う。問題を共有し、乗り越える過程を共にしていなかったツケだと感じました。

 

③まとめ。

ハコモノは作る費用と同額以上、維持管理費がかかります。

それらを負担するのは、私たちや次の世代です。無駄なものは作れない。


「施設が古いから新しくしまーす」じゃなくて、本当にハコモノが必要か?

どんな地域を目指し、そのためにはどんな機能が足りないのか?を詰める必要があります。

 

と思うけど、圧倒的少数意見すぎて、私の感覚が特殊なのかもしれない…。。

 

これ、稲沢市だけでなく、どの自治体でも起こっていることかもしれません。

少し感度を高めて、気付いたらハコモノバーン!維持費ドーン!!とならないようにしたいですね。

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苦手なピーマンを食べさせられて、苦手になった話:我慢大会はもう止めよう。

私は子どもの頃、ピーマンが苦手だった。

給食にピーマンが出ると決まって居残りさせられて、みんなが掃除している中、ピーマンと格闘していた。

教員は、苦手なピーマンと格闘すれば、戦友になって食べられるようになるとでも思っていたのだろうか。あいにく私が彼(ピーマン)と分かり合えることはなかった。

 

だって、苦いもん。

 

もちろん、食材を残すことは、悪いことだと思う。

ただ、苦手な食べ物を無理に食べさせられる必要性は未だに分からない。

ピーマンに含まれる栄養素は他の食材で補えるのに、無理して食べる必要があるのだろうか。それは逆に、ピーマンに対しても失礼なのではないかと思っている。あの苦み(個性)を理解してくれる人に食べられた方がピー生(ピーマンの人生)も幸せだ。

 

 

出来ないことや嫌なことと遭遇した時、「我慢しなさい。我慢した先に得られるものがある」と言われる。

でも、本当だろうか?

私がピーマンとの闘いの日々を覚えているのは、幸福な記憶だからではない。嫌な記憶だから未だに覚えているのだ。苦手なものを強要されて、“給食の時間自体”を嫌いにならなかったのは不幸中の幸いと言えよう。

 

苦手なことと接し続けると、それに付随するいろいろも苦手になりやすい。

それは悲しいことだと思う。

 

 

他にも、「こんなことも我慢できないと、ろくな大人になれない」とも言われる。

もうね、そんな決め付け方がロクデモナイ。たった一つの出来事だけで、人生は決まらない。

 

 

給食を例えにしているけど、姿形を変えて、こういうことはたくさんある。

勉強、学校、仕事、人間関係、いろんなところで我慢大会が開かれている。

耐え抜いた者だけが賞賛され、脱落した者にはレッテルが貼られる。

それが自分にとって本当に必要な時ならば耐え忍べば良いけれど、「みんなそうしているから…」などの理由なら、まずは「自分がどう感じ、どう思うのか」に集中したい。

 

 

ちなみに、私、今はピーマンを食べることができます。

克服したんじゃない。時が来たら、食べられるようになった。

別に苦手なものを無理して乗り越えなくても、他の乗り越え方だってあるのだと思う。

 

給食が嫌な思い出ばかりで満たされるよりも、苦手なものは食べられずとも、楽しい思い出で溢れる方が良いと、私は思うな。

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